イタリアからイングランドへ。新たな舞台に活躍の場を移した冨安は、移籍後すぐに先発出場を飾るなど、さっそくアーセナルで存在感を発揮している。
冨安はプレミアリーグについて「試合のインテンシティはもちろんセリエAより高いと思います」と主張。続けて、「ノリッジ戦で最初にスライディングをくらったが、あのタックルはセリエAではないタックルと感じた。そこのインテンシティと球際はハイレベルだと思う」とリーグの違いを口にした。
それでも「試合で周りを納得させるようなプレーをしないといけない。チームメイトやサポーターに自分の価値を証明しないといけない」と語る冨安は、ここまで相手のドリブルをほとんど止めるなど、現地の人々から称賛されるパフォーマンスを披露。着実に自身の地位を高めつつある。
そんな冨安に対し、内田は「ターニングポイントについて」質問。冨安はこれまでを振り返りながら、自身の見解を述べた。
「ターニングポイントは何度も経験してきている。移籍もそうだし、代表に入るのもそう。もちろんネガティブなターニングポイントも経験してきましたし、ただこうしてかなりいいテンポでプレミアリーグまではきていると感じている。僕は正直、細かい人生設計を立てるタイプではない。3年半、4年前までアビスパでプレーしていたことを思うと驚いている自分もいる。ここからが新たなスタートだと思っていますし、新たな気持ちで臨みたいと思っています」
新たなターニングポイントに立つ冨安に、内田はさらに「最近のサッカーにおける悩みについて」質問。冨安は「少し視野が狭くなってきていると感じていて、その分、縦パスを入れる回数が減ってきている感覚を持っている」としつつ、内に秘めた思いを語った。
「基本的なことですけど、ボールを受ける前のポジショニングやボールを受ける前に見ていくことを最近は意識してやっています。自分が通用しない環境に身を置いて、日々背伸びしながらトレーニングや試合をすることで成長できると思っている。それを考えてアーセナルにきた。チャレンジして、トライしていくことで勝手に成長していくと思う。そこを継続してやっていくことだけかなと思います」
最後に来月の最終予選に向けて「サウジアラビアとオーストラリアの試合は僕らの現在地を確かめるための機会になる」と語った冨安。日本代表やアーセナルで今後どんなプレーを見せてくれるか注目だ。
内田篤人のFOOTBALL TIME
配信:DAZN 配信日:毎週木曜
出演:内田篤人、野村明弘※敬称略
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