日本代表は10月シリーズで1勝1敗。サウジアラビア戦では敗戦を喫したが、崖っぷちの状況で行われたオーストラリア戦では、新たな「4-3-3」システムで挑み勝利を手にした。
オーソドックスな「4-2-3-1」から相手にとって狙えるスペースが増える特殊なシステムの「4-3-3」に変更した日本。ただ、岩政氏は「これをベースとするならかなり精査して詰めていかないと相手にどんどんやられる形になるので、そうなると4-2-3-1の方がバランスがいいじゃないかとなる可能性もある」と語り、「4-3-3」の難しさについて言及した。
加えて岩政氏は、このシステムをベースと考えた時に運動量のある中盤やウインガーの選手が呼ばれる確率が高まり、純粋なアタッカーの招集は多少減るであろうと推測した。
改めてオーストラリア戦を振り返った岩政氏は、「4-3-3」をベースとしてやる場合に改善しなければいけないポイントについても挙げている。その中で、守備面について挙げたのが「ラインコントロール」だ。失点シーンの映像を見ながらハイプレス・ハイラインの重要性を口にし、守備の判断基準について説明した。
「ボール中心か人中心か整理がついていないように見える。ボール中心であればハイラインは作りやすいけど、人中心で作るとなると相手についていくのでラインが深くなってしまう。はっきりとボール中心だと決まっていないからこのシーンが生まれてしまう。人中心を成り立たせるには結構細かいラインコントロールでラインを常に高く設定して、外に展開したらスライドしてぐわんぐわん動いていくようなサッカーを作らないと成り立たない。この特殊なやり方をするならセットでラインコントロールは必須になるのと、守備の判断基準が大事な気がしました」
この話に続けて内田氏は「海外なもっとプレスに行っている」と主張。「各個人で見ていたらもっと圧に行く。4-3-3ならもっと前から行かないとはまらないというか、やっている意味ないよね」とプレッシング面についても改善点があると語っている。
来月にはアウェイ2連戦が待つ日本。再び「4-3-3」システムを使うことになるのだろうか。
内田篤人のFOOTBALL TIME
配信:DAZN 配信日:毎週木曜
出演:内田篤人、岩政大樹※敬称略
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