ヘタフェを残留に導くゴールを決めた久保建英に称賛「来シーズンへの弾みをつけるような終わり方」｜ 内田篤人のFOOTBALL TIME

元日本代表の内田篤人氏とシント＝トロイデンに所属する鈴木優磨。元鹿島アントラーズという共通項を持つ2人がDAZNで毎週木曜夜に配信中の『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』で共演し、ラ・リーガ第37節のレバンテ戦で決勝点を挙げた久保建英（ヘタフェ）の活躍を振り返った。

内田氏から促されるかたちで、まずは鈴木が久保のゴールシーンに言及。ドリブルで仕掛けてから強烈なミドルを叩き込んだプレーを手放しで称えるのではなく、実は「ミスもあった」と独自の視点で解説した。

「ドリブルの時点では結構ミスタッチがあります。ズレていますよね。ただ、そこからシュートをニアの上しかないコースに射抜いているので、さすがだなという印象です」

その圧巻のゴールにより、ヘタフェはレバンテ戦で2－1の勝利。最終節を残し、1部残留を確定させた。内田氏は久保が決めた一発の"価値"を力説する。

「残留と降格ではぜんぜん（違う）。生活が懸かってますからね。選手もそうだけど、スタッフもいっぱいいますから。この1点は非常に大きかったと思います」

これには鈴木も「そうですね。俺ら（シント＝トロイデン）も今年残留を争っていたんでね。試合終わった後、スタッフから『お前ら、本当にありがとうな。まじで助かったよ』みたいな（ことを言われました）」とリアルな体験談を交えながら同調した。

また、内田氏は久保自身にとっても意義のあるゴールだったと話す。

「シーズン厳しかったじゃないですか、久保くん。途中出場だったり、（開幕前にマジョルカからビジャレアル、そして冬にヘタフェに）移籍してというところで。『終わり良ければ』ではないけれども、次の、来シーズンへの弾みをつけるような終わり方だったなと思います」

ヘタフェは今週末（日本時間24日1時30分）にアウェーでグラナダと最終節を戦う。さらなる弾みをつけるか、久保のパフォーマンスに注目だ。