バルセロナにとって、この冬の移籍市場での放出候補だったFWルーク・デ・ヨングが、状況は一変したのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。
バルセロナは昨夏、ロナルド・クーマン前監督の希望でセビージャからのレンタルでL・デ・ヨングを獲得。アトレティコ・デ・マドリードにレンタルで放出したFWアントワーヌ・グリーズマンの代わりとして加わったわけだが、バルセロナの多数のサポーターにとっては、同クラブのレベルに見合わない選手と評価していた。クーマン前監督がペナルティーエリア内でクロスに合わせる技術はパリ・サンジェルマンFWネイマール並と評したことも、ハードルをさらに上げることにつながっている。
クーマン前監督率いるチームで、L・デ・ヨングは予想されていた通りに結果を出すことができず。バルセロナはこの冬に放出に動き、セビージャに返すことやカディスにさらなるレンタル移籍をさせる可能性を模索した。が、チャビ・エルナンデス現監督がFW不足の中で起用するようになってから、流れは変わっている。
チャビ監督は、批判の中でも決してあきらめることなく、プロフェッショナルとして真剣に練習に取り組んでいたL・デ・ヨングを評価して試合で起用するように。そして、オランダ代表FWはその期待に応えるように、バルセロナのここ4ゴールの内3ゴールを決めるなど、チームの得点源となっている。チャビ監督はL・デ・ヨングの働きに満足しているようで、スペイン・スーパーカップでは同選手のことを次のように評していた。
「ルークはゴールを決めているし、とてもよくやっている。どうして、彼を出場メンバーから取り除くことができるんだ? 成果を出しているならばプレーし続けることになる」
『マルカ』によれば、バルセロナがFWフェラン・トーレスの選手登録を完了させた現在、新たな選手補強でもない限りL・デ・ヨングは移籍よりも残留に近い状況という。
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