セリエAのナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンが、自身の壮絶な生い立ちを明かした。
DAZNで毎週木曜夜に配信中の『FOOTBALL FREAKS』で、1998年生まれのストライカーはこう振り返っている。
「まだ小さかった時に母親を亡くしたんだ。父親がその直後に失業し、3ヶ月後に同じく他界した。姉や兄たちと街に出て、道路沿いで水などを売り、なんとか生計を立てていた」
「ほかの同世代が楽しい幼少期を過ごす中、僕は家族が生きるためにもがき続けていた」
そんな少年の希望の光になったのがフットボール。過酷な環境から抜け出すべく、「とにかく自力でがむしゃらにサッカーをがんばって、家族を助けたい一心で突き進んできた」という。
フットボールに打ち込んだオシムヘンは、2015年のU－17ワールドカップで得点王に。世界中にその名を轟かせ、17年1月にヨーロッパ移籍（ヴォルフスブルクへ）を果たす。その後、シャルルロワ、リールを経て、今季開幕前にナポリの一員となった。
セリエAではここまで12試合出場で3得点と、巨大な期待に見合う結果は残せていない。ただ、幼少期に「ネヴァー、絶対無理なんて言葉を使ってはいけない」と学んだというオシムヘンなら、この試練にも強い気持ちで臨めているはずだ。
憧れであるディディエ・ドログバのように、「アフリカ最高の選手になることが夢」と語るFWの飛躍に期待したい。
FOOTBALL FREAKS
配信：DAZN
配信予定：毎週木曜夜
出演：ベン・メイブリー、野村明弘、北川義隆、フアン・カストロ（敬称略）
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