セルタに所属するスペイン人FWサンティ・ミナ(26)が4日、アルメリア裁判所から性的暴行により4年の懲役刑を言い渡された。『マルカ』などのスペインメディアが報じている。
サンティ・ミナは2017年にアンダルシア州アルメリア県の観光地として有名な村モハカルで友人男性、当時セルタの下部組織に在籍していた現イビサDFダビド・ゴルダルとともに、女性に性的暴行を加えた疑いで訴えられていた。
裁判においてアルメリア公的医療機関の医師たちは、被害女性の生殖器にあった傷が性的暴行と「関係性」があることを指し示すとともに、被害女性が性的暴行を直接的原因とする精神的苦痛に苛まれていることを証言。対してサンティ・ミナの弁護側は私立探偵を雇って、弁護士から被害者に対して「(体のラインに)ぴったり合ったとスカートと洋服を着ていたか」が質問するなどしていた。
そしてアルメリア裁判所は4日、サンティ・ミナに対して4年の懲役刑及び5万ユーロ(約690万円)の賠償金、さらに今後12年間被害女性の500メートル以内に近づかないことを命じた。その一方でサンティ・ミナの友人とゴルダルは無罪となっている。サンティ・ミナ側はその後、上訴する意向を表明した。
なおセルタはこれまでサンティ・ミナを通常通り練習と試合に参加させていたが、この判決により処遇について話し合うことを決定し、同選手をチームから切り離している。
サンティ・ミナはセルタの下部組織出身で、ラ・リーガ1部ではセルタ(2012〜15)、バレンシア(2015〜19)、セルタ(2019〜)でプレー。ゴールを記録するだけでなく、精力的に動き回ってチームに貢献するFWとして、常時出場機会を得てきた。キャリア通算成績は313試合84得点。
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