ミランに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、同僚GKジャンルイジ・ドンナルンマの去就について語った。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
2020年1月にミランに復帰し、ベテランながら並外れたパフォーマンスを発揮し、若い選手の多いチームを牽引するイブラヒモヴィッチ。すでに2022年6月までの契約延長が発表されており、40歳となるシーズンもミランで過ごすこととなっている。
軸となるストライカーを慰留することに成功したミランだが、一方で守護神のジャンルイジ・ドンナルンマとの現行契約は2021年夏まで。選手当人が契約更新に応じない構えを見せており、2020-21シーズン限りで退団する見込みだと伝えられている。
下部組織出身の守護神が流出濃厚となっている事態に、イブラヒモヴィッチは以下のように発言した。
「非常に残念だ。ドンナルンマにどれほどの価値があると思う？ ミランで育ち、20年にわたってチームの守護神を務めることができたかもしれない。彼はイブラではないので、20年は無理かもしれないが、世界最強のGKなんだ」
「パオロ・マルディーニのように“ミスター・ミラン”になれたかもしれない。マルディーニの価値はどれほどだったか？ 計る術はないだろう。ジージョ（ドンナルンマ）が退団するかどうかは分からないが、俺なら彼に『最後までミランに残るように』と言うね」
2015年2月に15歳にしてセリエAの舞台でベンチ入りを果たし、2015-16シーズンからトップチームに昇格したドンナルンマ。それからミラン一筋のキャリアを歩んで現在では守護神の座をつかんでいるが、キャリアの大きな岐路に立たされているようだ。
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