スコティッシュ・プレミアシップで存在感を示しているセルティックFW古橋亨梧に対し、ライバルチームであるレンジャーズのOBが、賛辞のコメントを口にしている。
現役時代にはレンジャーズ、トッテナム、アストン・ヴィラなどでプレーした元スコットランド代表DFアラン・ハットン氏は、古橋亨梧の得点力を称賛するとともに「セルティックは古橋に依存しすぎている」との見解を示した。『Football Insider』に対して語っている。
「古橋が負傷していた時、セルティックは確かに得点力不足に陥っていた。(アルビアン)アイェティが代わりにピッチに立ち、ゴールは決めたかもしれないが、思っていたほどの成果ではなかったように見えた」
「ただ、アバディーン戦で古橋が戻ってきて、すぐさま大きな違いが生まれた。古橋がピッチにいるときは常に何かが起こる。彼はピッチ上で何かをやってのける魔法使いだ。実際にアバディーン戦では先制弾でゲームを大きく変えてしまったね」
第8節アバディーン戦では右からのクロスに飛び込み、胸で押し込み今季リーグ戦4ゴール目を決めた古橋。
サットン氏は「彼のフィニッシュワークは本当に素晴らしい。胸でゴールに押し込んだファーへの飛び込み嗅覚や動き出しが際立っていた。それが彼の能力なんだ」と続け、日本代表FWのセンスを手放しで称賛した。
一方で古橋の代役不在がセルティックにとって両刃の剣になっているとも主張している。
「だが、それは私が思うにセルティックが抱える問題でもある。もし古橋が負傷したり、何らかの理由で試合を欠場した場合、セルティックは古橋なしだと苦労することになるだろう」
今夏、ヴィッセル神戸からセルティックへと新天地を求め、スコットランドではここまで公式戦11試合8ゴールというハイアベレージで結果を残している古橋。元スコットランド代表DFはその得点力を評価する一方で、日本代表FWは代えの効かない存在であることがセルティックの不安材料になっているとの見識を示した。
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