ブンデスリーガのドルトムントは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて今夏に予定していたアジアツアーを中止する決断に至ったようだ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が伝えた。
世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスは、現在フットボール界にも大きな影響を与え始めている。日本では明治安田生命Jリーグが開催延期に。欧州ではイタリアを中心として無観客試合や延期する試合が増えてきている。
新型コロナウイルスの蔓延防止のため、当面の公開練習や監督、選手たちとのファンサービスを控えることを発表していたドルトムントは、3年ぶりに行う予定だったシンガポールや中国でのインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)を含むアジアツアーの中止を決断した模様だ。今夏のプレシーズン日程も見直すことになるとしている。
クラブのカルステン・クラーマーGM(ゼネラルマネージャー)は、今回の決断について「残念ながら計画していたアジアツアーをキャンセルしなければならなくなった。現地の人々が、いかに我々がやって来ることを望んでいたかを知っているだけに申し訳ない限りだ」と主張。今夏のプレシーズンについては「何件か招待が届いており、それをチェックしている。ただ、ツアーに出るのなら関係者全員に対して100%責任を持ててリスクがないものではなければならない」と語り、チームの健康を一番に考えたいと明かした。
なおドイツ『キッカー』によると毎年行う夏のスイス合宿の予定も新型コロナウイルスの影響で困難となっている模様。感染拡大がどれだけ広まるかはわからないが、すでに来季にも影響が出ているようだ。
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