夏の中断期間、進化のため選手の入れ替えを決断した清水は、サガン鳥栖のMF松岡大起をはじめ新戦力を補強した。しかし、積み上げてきた守備のメソッドは脆くも崩れ、残留争いに巻き込まれてしまう。今回のドキュメンタリーでは、序盤に新加入の松岡、そして後半は昨季の残留争いに迫る内容となっている。
そんなドキュメンタリーの序盤のところで語られていたのが松岡だ。鳥栖から加入した20歳の中盤のダイナモは、闘志あふれるプレーでチームを牽引。少しでも上に行こうとする向上心でチームを押し上げようとしていた。
そんな松岡をチームメイトの日本代表GK権田修一は「(上に行きたいという)欲がある」と称し、自身の見解を明かした。
「あいつは代表から帰ってきたら『どうでした』って聞いてくる。大起は上に行きたいって思っているから、だから厳しいことも言うし、要求もする」
試合後、年齢問わず、自分だけでなくチームが勝つために感じたものを伝える。そうすることでチームを変えようとしていた。
ともに世代別の日本代表に選ばれてきた同い年のMF鈴木唯人は、松岡の加入により変化を促された一人だ。
「チームメイトだけどライバルだと思っている。単純に負けたくない。あれだけキャプテンシーがあって、自分と同い年であれだけできるのは尊敬するところでもある。いつも背中を押してくれる。若いからこそ勢いを持ってチームに影響をもたらすことが一番責任を果たす意味でいいと思います」
様々なことがありながら何とか昨季残留を勝ち取った清水。その裏では松岡の加入も一つのポイントになっていたようだ。
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