ブラジル国籍のGKネト・ヴォルピは、ユース時代を過ごしたブラジルリーグのフィゲレインセでプロキャリアをスタート。フィゲレインセではほとんど出場機会に恵まれなったが、2014シーズンの途中から次のプレー場所であるサント・アンドレに移籍して才能を開花させる。その後も、いくつかの国内クラブを渡り歩きプレーした。
その後、2018シーズンの途中に同じ南米のコロンビアのチームに移籍。2019シーズンにはアメリカ・デ・カリでレギュラーとしてゴールを守り、リーグ優勝を果たした。自身もベストイレブンに輝いている。
そして2020シーズンからは、南米でもヨーロッパでもなく地球の反対側にある日本のクラブに移籍。清水エスパルスに完全移籍で加わると、シーズン開幕前から大きな存在感を発揮し、JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第1節川崎フロンターレ戦、明治安田生命J1リーグ第1節FC東京戦でピッチに立った。結果は、ともに5失点、3失点と複数失点を喫しての敗戦となったが、個人としては随所に好プレーを見せた。
ただ、清水でシジマール以来、2人目の外国籍GKとしてプレーしたネト・ヴォルピだが、新型コロナウイルスによる中断以降はなかなか出場機会を得ることができず。シーズン終了後に契約満了が発表されている。
プレースタイル
190㎝近い体格を生かしたダイナミックセービングや南米出身のGKらしくアグレッシブさも備える。だが、この男の最大の持ち味は一気に形勢をひっくり返すことのできるパントキックだ。
力強いフォームから蹴られるパントキックは軽々とハーフラインを越え、最前線のFWに到達。ボールをキャッチした瞬間にすぐに切り替え、前線に届けることで高速カウンターの起点になっている。ピンチをチャンスに一瞬で変えることができるGKだ。
動画：プレー＆セーブ集
プロフィール・経歴
ネト・ヴォルピ／NETO VOLPI
1992年8月1日生まれ 189cm・86kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2011 | フィゲレインセ | ー |
| 2012 | フィゲレインセ | ー |
| 2013 | フィゲレインセ | ー |
| 2014 | フィゲレインセ | ー |
| 2014 | サント・アンドレ | ー |
| 2015 | サント・アンドレ | ー |
| 2016 | インテル・デ・ラゲス | 27試合・0得点 |
| 2016 | ツバラン | 1試合・0得点 |
| 2017 | インテル・デ・ラゲス | 18試合・0得点 |
| 2017 | ツバラン | 1試合・0得点 |
| 2018 | フィゲレインセ | 0試合・0得点 |
| 2018 | アメリカ・デ・カリ | 7試合・0得点 |
| 2019 | デポルティボ・パスト | 26試合・0得点 |
| 2019 | アメリカ・デ・カリ | 27試合・0得点 |
| 2020 | 清水エスパルス | 1試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2020年12月26日現在）
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