ブラジル国内で多くのクラブを渡り歩いてきたパトリックは、2013年に初来日。川崎フロンターレに期限付き移籍で加入を果たした。そして、その夏にはヴァンフォーレ甲府に移籍。この年からパトリックの長い日本でのプロサッカー生活が始まった。
2014年のはじめに1度はブラジルに戻るが、7月に再来日し、今度はガンバ大阪に加入。そこでFW宇佐美貴史と破壊力抜群の2トップを組んでゴールを量産。終わってみればリーグ戦、カップ戦、天皇杯の三冠獲得に大きく貢献し、自身としてもベストイレブンに選ばれた。さらに翌年にはリーグ戦で12ゴールをマーク。他にも天皇杯を連覇するなど、日本でのキャリアを順調に積み重ねていった。
2016シーズンの秋に右ひざに大けがを負い、なかなか活躍することができなくなると、2017シーズンの途中にはサンフレッチェ広島へと移籍。心機一転、新天地に活躍の場を求めた。広島でもそのパワーや決定力は絶大で、シーズン頭から戦った2018シーズンは自己最多の20ゴールを挙げ、得点ランク2位に輝いた。
2019年は思うようにチャンスに恵まれなかった中で、2020シーズンからはガンバ大阪に2年半ぶりに復帰。シーズン後半戦はFWの軸としてピッチに立ちチームトップのスコアを記録した。今季は再びタイトルの味を味わうために献身的にピッチを駆け回る。
プレースタイル
パトリックという名前を聞いてJリーグファンなら誰しもが思い浮かべるのが豪快なヘディングシュートだ。サイドからのクロスや、CKやFKといったセットプレーからでも横から上がってくるボールに対して無類の強さを発揮し、打点の高いヘディングでゴールネットを揺らす。
日本語の習得に意欲的で日本という国へのリスペクトも欠かさない。そのため献身的な守備を怠ることはなく、他の助っ人外国人選手と比べても、チームのために走り、戦うメンタルを備えている。
動画：プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
パトリック／PATRIC
1987年10月26日生まれ 189㎝・82kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2007 | パイサンドゥ | |
| 2008 | ビラ・リカ | |
| 2008 | サンタ・クルス | |
| 2009 | サルグエイロ | |
| 2009 | イカザ | |
| 2009 | デモクラタ | |
| 2009 | ベラ・クルズ | |
| 2009 | サンジョゼAP | |
| 2010 | アメリカーノ | |
| 2010 | ミスト | 8試合・7得点 |
| 2010 | バスコ・ダ・ガマ | 0試合・0得点 |
| 2011 | バスコ・ダ・ガマ | 0試合・0得点 |
| 2012 | ビラ・ノバ | 0試合・0得点 |
| 2012 | アトレチコGO | 27試合・4得点 |
| 2013 | 川崎フロンターレ | 8試合・2得点 |
| 2013 | ヴァンフォーレ甲府 | 16試合・5得点 |
| 2014 | フォルタレーザ | 3試合・0得点 |
| 2014 | ガンバ大阪 | 19試合・9得点 |
| 2015 | ガンバ大阪 | 32試合・12得点 |
| 2016 | ガンバ大阪 | 20試合・2得点 |
| 2016 | ガンバ大阪U-23 | 2試合・1得点 |
| 2017 | ガンバ大阪 | 1試合・0得点 |
| 2017 | ガンバ大阪U-23 | 1試合・0得点 |
| 2017 | サンフレッチェ広島 | 15試合・4得点 |
| 2018 | サンフレッチェ広島 | 33試合・20得点 |
| 2019 | サンフレッチェ広島 | 13試合・3得点 |
| 2019 | ガンバ大阪 | 12試合・2得点 |
| 2020 | ガンバ大阪 | 33試合・9得点 |
| 2021 | ガンバ大阪 | 33試合・13得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは？
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは？