川崎フロンターレの鬼木達監督は1日、オンライン取材に応じ、新型コロナウイルスの影響で公式戦がストップしている現状に対する率直な思いを明かした。
川崎Fは3月26日から1週間のオフを取った後、新型コロナウイルスの状況を鑑みてオフの期間を延長。その後、チームの活動を休止することを発表し、5月6日まで活動が休止することが発表されている。
今回オンライン取材に応じた鬼木監督は、非常事態宣言の中、選手たちとは「基本的に連絡を取っていない」と主張。川崎Fは他クラブと違って練習メニューを共有するのではなく、選手たちの自主性に任せていると説明した。加えて、リーグの延期が伸びている状況に対しては「もうそれに関しては仕方がない。当然、クラブとしても協力しようとやってきている。むしろ、この状況を受け入れて自分たちは与えられた中でやるのが使命だと思っている」と協力していきたい考えを語り、「いつ再開するのかが少しでも見えてくればいい」と思いを明かした。
また、リーグが再開しても無観客試合での開催の可能性があることに対しては「もちろん自分も選手もサポーターがいる中でやりたい気持ちがあります。ただ、やはり何を優先すべきかと言ったら、感染しない、させないこと。とにかく自分たちの仕事をしながら、他の方々、特に医療従事者の方に負担をかけないことが大事だと思います」と語り、そういった方針になったとしても受け入れる姿勢を示している。
スケジュールの延期で欧州の日程に合わせるのはどうかという意見も出ていることには「9月開催でヨーロッパに合わせていくことは、新たなチャレンジとしていいことだと思います」とした上で、「ただ、いまそれをやれるマンパワーがあるのかということ。例えば最前線で戦っている医療従事者の方々に迷惑がかかるのであれば、我慢しなければいけない。優先順位としては、そこのところが大事かなと思っています」と自身の考えを語っている。
再開時の不安点として「選手たちのメンタル面」を挙げ、「徐々に気持ちのところを落ち着かせてからにしないと。全体トレーニングが始まってすぐに全てをやろうというのは難しい」と時間をかけながら準備する必要性を説いた鬼木監督。「いまやって欲しいのは自分自身の健康管理。家族の健康管理のところ」と話した上で、指揮官は改めて今後に向けた思いを明かした。
「選手たちには、いろいろなことがストレスにならないように生活してくれればと思っている。いまはそういう段階だと思います。そして再開した時には、とにかくいいサッカーを見せたい。やはりそこに尽きます。そのためには何が必要か。選手は思っている以上にメンタル的に難しい状況だと思います。なので、最初は自分がこういうサッカーをしたいとかよりも、もし再開するのならサッカーができる喜びみたいなものを噛み締めて欲しいなと思っています」
新型コロナウイルスの感染拡大により延期が続くJリーグ。今後、どのタイミングで再開することになるのか注目される。
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