浦和レッズの下部組織時代には数々のタイトルを獲得し、2007年のU-17ワールドカップでは10番を背負ってチームを牽引したMF山田直輝。そんな彼がプロの舞台に足を踏み入れたのは2008年のこと。浦和の2種登録選手としてトップチームに登録されると、京都サンガF.C.戦に出場して17歳9ヶ月22日でJリーグデビューを飾った。
正式にプロ加入した2009年は20試合に出場。5月には昇格1年目ながら日本代表にメンバー入りを果たし、さっそくアシストを記録するなど、一気に注目を集めるようになった。
だが、そのあとは怪我との戦いだった。毎年のように怪我を負ってしまうことでなかなか本来の力を発揮できず、2011年こそ18試合に出場したが、一桁台の出場試合数に終わってしまうシーズンが続いた。
2015年からは心機一転、期限付き移籍で湘南ベルマーレへ移籍。チームスタイルに馴染むのに時間はかかったが、2017年に年間MVPクラスの活躍を見せて再ブレイク。その後に戻った浦和では悔しい時期を過ごしたが、昨季途中から再びプレーの場を湘南に移した。
2020シーズンからはさらなる活躍を見据えて完全移籍を決断をするも期待に応えるようなプレーを出し切ることはできず。30歳で迎える今季こそはうっぷんを晴らす。
プレースタイル
かつては高い技術力を武器にパスで状況を打開するプレイヤーだったが、湘南加入後はよりハードワークができる選手に変化。それまでは個のイメージが強かったものの、周りを巧みに使いながらチームのために戦える選手となっている。
攻撃センスはピカイチで抜け目のない動きからゴールを陥れることができる。それに加えて守備能力も向上中。もともと持っていた運動量を使いながらピッチを駆け回り、それでいて的確なポジショニングで攻守に貢献できる選手だ。
動画：プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
山田直輝／Noki YAMADA
1990年7月4日生まれ 168㎝・66kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2008 | 浦和レッズ（2種） | 1試合・0得点 |
| 2009 | 浦和レッズ | 20試合・1得点 |
| 2010 | 浦和レッズ | 3試合・0得点 |
| 2011 | 浦和レッズ | 18試合・1得点 |
| 2012 | 浦和レッズ | 2試合・0得点 |
| 2013 | 浦和レッズ | 4試合・0得点 |
| 2014 | 浦和レッズ | 2試合・0得点 |
| 2015 | 湘南ベルマーレ | 17試合・1得点 |
| 2016 | 湘南ベルマーレ | 11試合・2得点 |
| 2017 | 湘南ベルマーレ | 39試合・5得点 |
| 2018 | 浦和レッズ | 3試合・0得点 |
| 2019 | 浦和レッズ | 1試合・0得点 |
| 2019 | 湘南ベルマーレ | 9試合・1得点 |
| 2020 | 湘南ベルマーレ | 16試合・1得点 |
| 2021 | 湘南ベルマーレ | 37試合・5得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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