浦和レッズ対柏レイソルの見どころ
ACL出場権を目指す5位の浦和とさらにJ1残留を近づけたい13位の柏がフライデーナイトに激突する。
浦和は前節、後半アディショナルタイムにMF江坂任がPKを成功させて勝ち越したものの、その後にPKを献上し、土壇場でドロー決着。現在2試合勝ちなしと足踏みが続いており、3位のヴィッセル神戸とは、勝ち点「5」差。ACL出場に向けて厳しい状況に追い込まれている。
今後の日程を見ても川崎フロンターレや横浜F・マリノス、名古屋グランパスと上位勢との対決を残しており、依然として厳しい戦いは続く。しかしACL出場への道は勝ち続けなければ切り開かれない。今節をしっかりと勝ち切り、勢いを取り戻すことが今節の最大のテーマだ。
その中で注目は、この夏に柏から浦和に移籍した江坂だ。移籍後は4ゴールを決めており、ここ4試合は3得点と絶好調。そして今節は、浦和に移籍してから初めての古巣戦を迎える。浦和の新エースは、2試合連続弾でチームを勝利に導けるか。やはりこの男には自然と注目が集まる。
対する柏は前節、清水エスパルスとの残留争い直接対決を制して、4試合ぶりに白星。降格圏の19位とは、勝ち点を「9」差に広げて、J1残留に向けて大きな勝ち点3を手にしている。
清水戦で決勝点を決めたのは、左SBのDF三丸拡だ。左足での豪快なひと振りでサイドネットに突き刺したゴールは、J1出場86試合目にしてJ1初得点というメモリアル弾に。しかし今節は、DF酒井宏樹とMF関根貴大で構成される強力な右サイドとのマッチアップを迎える。今節は、浦和のストロングポイントを封じる守備での活躍を期待したい。
また江坂と入れ替わる形で柏にやってきたFW武藤雄樹も初の古巣戦。清水戦では、三丸の得点を演出し、ようやく移籍後初アシストを記録。ただ移籍後は、無得点という現状を打破できていない。古巣撃破となる移籍後初ゴールを決めて、新天地での大きな一歩を踏み出したい。
お互いに目標を実現させていくためには、落とせない一戦。勝ち点3を手にして最後に歓喜するのは果たしてどちらか。22日、19:00に幕を開ける。
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