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【ライバルウィーク特集】どの相手にも貫く攻撃的なスタイル。川崎フロンターレに浸透する強者のメンタリティ | Jリーグ

林遼平
【ライバルウィーク特集】どの相手にも貫く攻撃的なスタイル。川崎フロンターレに浸透する強者のメンタリティ | Jリーグ(C)J.LEAGUE
【国内サッカー・ライターコラム】2連戦となった首位川崎フロンターレと2位名古屋グランパスの頂上決戦。初戦はアウェーの川崎Fが0-4で"先勝"。2戦目は4日15時から行われるが、はたして…。(文・林遼平)
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予想外とするべきかは難しい。何せここまで無敗で突き進んでおり、順位関係なく、これまでと変わらず目の前の相手に勝利しただけなのだから。

4月29日、川崎フロンターレは敵地での名古屋グランパスとの首位攻防戦に4-0で快勝した。キックオフ直後からポゼッションと即時奪回でゲームを掌握し、3分の先制点から20分間で3得点。一瞬にして相手に差をつけると、後半はゲームを巧みにコントロールして勝利を勝ち取った。

強いのはわかっていた。だが、ここまで大差がつくとは思わなかった。

今年の川崎Fの強さは、攻撃的なスタイルをどの相手にもハイアベレージで出せることにある。サイコロで例えれば、何回投げても狙って6が出せるのだ。同じ6を出して引き分けたチームもいたが、他の対戦相手は様々な投げ方をしたり、川崎Fが動揺するような対策をとったが、変わらずいつも通り6を出す川崎Fに勝利することはできなかった。それほどに今の川崎Fは安定している。

強気でいることの大切さ

これだけの連戦の中、クオリティの違いはあれど、どの試合でも普段通りの戦いができるのはメンタリティの部分が大きい。止める、蹴るはもちろんのこと、自分たちの戦い方に絶対的な自信を持っている川崎Fは、常に攻撃的な姿勢を前面に出す。相手によってやり方こそ変えてはいるが、強気に攻めて勝つというメンタリティは一緒。昨年と比べても試合中に自分たちからシステムをガラッと変えることもなくなり、ピッチ上で解決しつつ、それ以上の攻撃で相手を圧倒しようとしている。

チームの姿勢については、鬼木達監督も一定の手応えを得ていると話す。

「基本的には自分たちの形を押し出すことが相手の脅威になると思っています。相手を受け入れないでやっていきたい。強気でいることの大切さと言いますか、選手たちも、強気でプレーすることでどんな現象が起きているかを理解してきてくれていると思っています」

主将でディフェンスリーダーでもある谷口彰悟が前節を振り返った言葉にも、チームのメンタリティの成熟が見える。

「(前節は)どこまでマテウス選手が下がっているかを見ながら、そこに合わせてノボリさん(登里享平)など周りの選手をいかに攻撃参加させるかは気を使っていました。ただ、そこで弱気というか、守備的なことばかりをあまり言いたくないのが正直あります。(チームにとって)一番は攻撃だし、攻撃で点を取ってしまえば、それほど僕ら(守備陣)にとって嬉しいことはない。そっちで圧倒してしまえばいいですし、まずはそこからという気持ちでいます」

もちろん同じゲームは2度とないわけだから、首位攻防第2ラウンドで前回と同様の展開になるとは考えられない。1-0で勝つ可能性もあるし、ドローだって、負けることだってありえる。

それでも、川崎Fが敗れる姿はあまり想像がつかない。ホームでいつも通り攻撃的なサッカーを展開して勝利に邁進する。「気持ちは慎重に、やることは大胆に」(鬼木監督)。そんな姿が見られれば、再び試合後に歓喜している彼らがいるはずだ。

文・林遼平

埼玉県出身の1987年生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、フリーランスに転身。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」の番記者を経て、現在は様々な媒体で現場の今を伝えている。

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