疑惑のジャッジが起きたのは、J1第2節サガン鳥栖vs浦和レッズ12分の出来事だ。
浮き玉のルーズボールを追ったDF岩波拓也とMF仙頭啓矢が球際で衝突し、先に頭でクリアしていた岩波の顔面に仙頭の足の裏が接触した。
この一連のプレーをピックアップし、MC桑原学氏、Jリーグ副理事長の原博実氏、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏、審判員ゲストの廣嶋禎数氏4名で検証が行われた。
このプレーで主審は、ファウルを侵した仙頭にイエローカードを提示。ただリプレイ映像を確認すると、一発退場に値する危険な行為と捉えられてもおかしくなかった。このプレーに対する制裁として、三者ともに示した見解は、“一発退場”。JFA審判S級インストラクターの廣嶋氏は、「(接触した部位が)足の裏と頭部というところで安全を脅かす行為に当たる。赤にすべき」と見解を示した。
一方で、VARによるオンフィールドレビューが行われなかったことで、波紋も呼んだ。平畠氏が「(映像を)見ても良かったのかなという気はしますけどね」と見解を述べると、原氏もその意見に賛同した。
廣嶋氏は、「あらゆる角度から確認しているVARの映像と審判が見えている事実に何も変わるものがないという判断をしたと思う。もし、主審が足の裏でのコンタクトが見えていなかった場合は、もう一度コンタクトの部分を(映像で)見て判断した方が良いと(ビデオアシスタントレフェリーが)勧める形になる」と説明。あくまで主審とビデオアシスタントレフェリー間で適切な審議が行われた結果として主審が下したジャッジであることを主張した。
また主審が判定をイエローカードに留めた理由について廣嶋氏は、「全く悪意はない。あと(仙頭は、)最後に膝を引っ込めた行為も見られたので、そういう部分も主審の判断に入っていたと思う」と見解を述べている。
リーグ開幕後も注目を集めているVAR。平畠氏も「見ている側からすると、『VARがあるんだから使ってよ』という気持ちにはなりがちですよね。VARを採用する上で見る側の気持ちの置き所も大事だと思う」と意見を述べている。特にVAR適用可否がジャッジの焦点として今後も注目されていくだろう。
Jリーグジャッジリプレイ
- 配信:DAZN
- 配信日:毎週火曜日
- MC:桑原学
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