どちらが“ロティーナ・ダービー”を制するのか。セレッソ大阪対清水エスパルスの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

セレッソ大阪 対 清水エスパルス 見どころ

ヤンマースタジアム長居に清水のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が帰還する。昨季までC大阪を率いたロティーナ監督率いる清水が勝つのか、それともレヴィー・クルピ新監督を迎えたC大阪が勝利するのか。注目の対決だ。

ホームで清水を迎え撃つC大阪は、開幕戦以降2試合連続で逆転負けを喫している。先週の水曜日に川崎フロンターレに2-3で敗れ、週末もFC東京に2-3で敗れた。それも両試合、先手を奪う展開の中での逆転負けと、リードを奪った後のゲームコントロールに課題を残している。今節は、その課題を解消することで勝利を手にしたい。

今節のキーマンは3試合連続ゴール中の大久保嘉人と言いたいところだが、やはりロティーナ監督の下で中心選手として活躍していたMF清武弘嗣を挙げたい。ロティーナサッカーを体現していた男は、敵将の思惑を誰よりも理解しているはず。清水がC大阪に対して施行してくる対策を打ち破るには、主将の活躍が必要になるだろう。

一方、ロティーナ新監督の下でポジショナルプレーを進化せている清水は、ここまでJリーグYBCルヴァンカップを含めて3試合を終えて無敗。前節のアビスパ福岡戦は試合終了間際に直接FKを沈められて引き分けに終わったが、開幕戦で鹿島アントラーズ相手に逆転勝ちをするなど、スタイルの浸透は着実に前進している。今節はさらに練度を上げることで勝利につなげたい。

過密なスケジュールの中での連戦のためどんなメンバーが起用されるかはわからないが、昨季までC大阪に在籍したDF片山瑛一にとっては古巣対決となる。清武同様、ロティーナサッカーの体現者の一人であった男は、ここまで清水の左サイドバックとして定位置を確保。サイドからC大阪の攻略を図っていく。

さっそく訪れた“ロティーナ・ダービー”。水曜日の夜、激闘の予感が漂っている。