徳島ヴォルティス主将・岩尾憲が“監督不在”の難しさを語る ｜ Jリーグプレビューショー

今季からJ1に昇格した徳島ヴォルティスが、J1の壁に直面している。

開幕から3戦未勝利と苦しいスタート。さらに昇格を成し遂げたリカルド・ロドリゲス監督の後任となった、新監督ダニエル・ポヤトス氏は緊急事態宣言による新規入国制限で未だチームには合流できていない。

12日にDAZNで配信された『Jリーグプレビューショー#3』では、徳島のMF岩尾憲とMF藤田譲瑠チマの"ボランチコンビ"が、元日本代表MFの名波浩氏と対談。主将を務めるMF岩尾は、“監督不在”の難しさについて語っている。（番組内では未公開）

「大前提、嘆いていても仕方ないという所がある」と前置きしたうえで、「監督のイメージに対して、『ちょっと待って』とフリーズをかけて、『ここはこうして欲しいんだ』というのがリアルタイムでできない」と指揮官不在の影響を挙げている。

「ピッチでその時に起きていることと、映像を通して冷静にみられる所の差は少なからずあると思います」と言及。その難しさを痛感しているようだ。

ただ、甲本偉嗣ヘッドコーチを中心にスタッフ陣が最善を尽くし、クラブ一丸でこの困難に立ち向かっている。

スペインにいるポヤトス監督とは、リモートでミーティングを繰り返し、練習メニューやメンバー選考など密なコミュニケーションを図っている。

スタッフのためにも初勝利への意気込みも大きい。

「何とかチームで一つ勝つという所は大きな意味を持つと思うので、それに向かって。それが一試合でも早く訪れるように努力をしないといけない」。

そう初勝利を誓う背番号8。

13日14時にホームで行われる試合は、アビスパ福岡とのJ2昇格組同士の対決となる。監督不在のなか、徳島が苦境を打開できるか注目だ。

Jリーグプレビューショー

毎週金曜日朝6時に配信される『Jリーグプレビューショー』では、週末のカードから注目試合をピックアップし、各節の見どころを紹介する。

12日配信となる『#3』では、開幕戦で先発を果たした横浜F・マリノスの高卒ルーキー樺山諒乃介のルーツに迫る。また解説者の名波浩氏が、徳島ヴォルティスMF岩尾憲、MF藤田譲瑠チマと対談。今年昇格した徳島のJ1での戦いを読み解いていく。