攻守に相手を圧倒できるか。名古屋グランパス対清水エスパルスの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

名古屋グランパス 対 清水エスパルス 見どころ

3連勝と好調の名古屋と6戦勝ちなしの清水が相対する。

名古屋は一時期の不振から抜け出した形だ。一時は6戦勝ちなしが続き、上位グループから落ちてしまいそうになっていたが、そこから盛り返して現在は3連勝。前々節のアビスパ福岡戦で今夏に加入したFWシュヴィルツォクのゴールで勝利すれば、前節の北海道コンサドーレ札幌戦ではMF稲垣祥の2ゴールで勝点3を獲得するなど、得点力も戻ってきている。それに加えて、3試合連続無失点中。攻守にいい時期のバランスが戻ってきている。

今節は下位との対戦とあって勝点を伸ばしたいところだ。昨年から清水には3連勝中と相性も良く、その流れを今回も継続させたい。キーマンは、やはりシュヴィルツォクだろう。184cmのストライカーは高さに加えて、抜群の得点感覚を備える。福岡戦のように相手がどうすることもできない得点も奪えることから、彼の“個”の部分にも注目したいところだ。

一方、清水は今夏に複数の選手を補強して戦力アップを図ったが、中断明けの4試合で2分2敗と苦しい状況が続いている。前節の鹿島アントラーズ戦では0-4の敗戦と、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の率いるチームの強みである守備力の高さが披露できていないところは悩ましいところだ。もう一度、守備面を立て直しながら、今節の勝利に向かって進んでいきたい。

守備がポイントとなる今節、清水のキーマンは日本代表に選ばれたGK権田修一だ。日本を代表するGKからすれば、6試合連続で失点を重ねている状況はストップさせたいところ。最終ラインと連携しながら、いかに無失点の時間を続けられるかが勝敗に大きく関わってくるはずだ。また、中断明けから出場時間を増やしているMF滝裕太は当日が誕生日。バースデー弾を決められるか注目したい。

好調の名古屋か苦しむ清水か。注目の試合は29日18時キックオフだ。