試合前の段階で2位の横浜F・マリノスに勝点「9」の差をつけて首位に立っていた川崎Fは、ホームで残留争いの真っ只中にいる清水と対戦した。
試合は立ち上がりこそミスの目立つ苦しい展開となったが、徐々にペースをつかんでいくと、後半の立ち上がりにFWマルシーニョのクロスをFWレアンドロ・ダミアンがヒールで合わせて先制点を奪取。終盤は相手の猛攻を受ける時間もあったものの、集中した守備でゴールを割らせず、優勝へと大きく近づく勝点3を手にした。
試合後、決勝弾を奪ったレアンドロ・ダミアンは「本当に全員で最後の最後まで戦うことが出来たことが、今日のゲームの結果に繋がったと思っている」と語りつつ、ゴールについては「マルシーニョが素晴らしいボールをくれたのでゴールができた」と喜んだ。
最近、海外メディアで移籍報道が出るなど、来季の去就が注目されるレアンドロ・ダミアン。試合前にはそんなブラジル人ストライカーに向けて横断幕や多くのブラジル国旗が掲げられる場面も。これに対しては「本当に横断幕とたくさんのブラジルの国旗を掲げてくれたサポーターには感謝の気持ち」としつつ、自身の思いを明かした。
「ああいうメッセージが自分たちにパワーをくれる。 やはり自分のサッカー人生において、これまで報道されることはよくあった。自分が決断しないといけない時が来ると思いますが、ピッチの中で自分ができることをやってまずは優勝したい。優勝することでサポーターの方に喜んでもらいたいと思います」
次節に向けて「自分たちは最後の最後まで目標に向かって走って行きたい」と語ったレアンドロ・ダミアン。チームのエースストライカーは次節でも結果を残すか注目だ。
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