「シンプルに怖さがある」。広島の佐々木翔が警戒する鳥栖のキープレイヤーを語る | Jリーグプレビューショー

今週末に9位・サンフレッチェ広島と勝点4差で上位を走っている6位・サガン鳥栖が対戦を迎える中、サッカー解説者の佐藤寿人氏との対談を行ったDF佐々木翔は、1度目の対戦を踏まえた上での鳥栖のキープレイヤーについて言及した。

今シーズン1度目は、スコアレスドローと痛み分けに終わっている両者の対決だが、その対戦の中でDF佐々木翔は、ある選手の凄さを肌で実感した。「思ったよりもスピード感も感じました。ゴリゴリと強いだけだと思っていたけど、体を当てながら前進して、尚且つスピード感もあった」。そう語る佐々木が名前を挙げたキープレイヤーとは、鳥栖のFW林大地だ。

鳥栖の林は、今シーズン19試合に出場して4ゴールをマークし、開幕から快進撃を続ける鳥栖で好パフォーマンスを披露。今年の3月には、U-24日本代表に初選出されてメンバー入りの注目株となっていたが、先月発表されたU-24日本代表メンバー発表では惜しくも落選していた。しかし18人の登録枠が22人に拡大したことでバックアップメンバーに選ばれていた林は、東京五輪の出場資格を土壇場で掴んでいる。

J1第13節で実際にマッチアップした経験も踏まえて佐々木は、「シンプルに怖さがあるし、動き出しの回数も非常に多い。自分がボールを引き出すために常に動き出していて、ボールが入れば体をぶつけながらゴリゴリとするような部分もあるし、非常に良い印象を持ちました」とコメント。鳥栖のキープレイヤーに警戒心を示している。

”兄貴分”の日本代表にも選ばれている佐々木は、”弟分”のストライカーを今節見事に完封できるか。二人のマッチアップにも注目が集まることになりそうだ。