策士同士の対戦。清水エスパルス対大分トリニータの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

清水エスパルス vs 大分トリニータ

14位の清水エスパルスと19位の大分トリニータの一戦は、今後の残留争いを占う重要な直接対決となる。

ホームの清水はここ4試合で2勝1分1敗と勝ち越し。残留圏をキープしている。その間、攻撃陣ではFWのチアゴ・サンタナが3試合連続ゴールを記録するなど得点源と活躍し前線で引っ張れば、守備陣では多くのポジションをこなせる片山瑛一が戦列に復帰し安定感をもたらした。

今季は戦略家であるロティーナ監督の下、4バック、3バックの2つを使い分けながら戦い、相手の長所を消す戦術がハマったときは優位にゲームを進める展開に持ち込めていることが多い。今節は降格圏に沈む大分のパスワークを封じ、勝点を20台に乗せることで残留争いから1歩抜け出したい。

対する大分は苦しい状態が続く。6月のリーグ戦は1分2敗と勝てず、さらに無得点。ここまでの得点数はリーグワーストである。さらに前節・FC東京戦でDF三竿雄斗が一発退場となったことで今節は出場停止。けが人が続く最終ラインのやり繰りは大変そうだ。

まだ、後半戦を迎えたばかりとはいえ、降格圏から脱出するためにはこれ以上ライバルチームと勝点差を離されると厳しい状況に追い込まれる。清水の対策を上回るパフォーマンスを見せ、アウェイの地でも勝点3をつかみたい。

ロティーナ監督が東京ヴェルディやセレッソ大阪を率いていたときから、片野坂知宏監督の大分とは白熱の戦いを繰り広げてきた。互いに手の内を知り尽くしている指揮官同士の采配合戦にも注目したい。今季の前半戦では5月2日の第12節で対戦。その際はホームの大分が1－0で勝利している。リベンジかダブルか、楽しみな90分になりそうだ。