川崎フロンターレは10日、MF三笘薫がプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに完全移籍することを発表した。
10歳の頃から川崎Fのアカデミーで育った三笘は、ユースから筑波大に進学し、在学中の2017年に特別指定選手として同クラブに登録され、翌2018年夏には、2020年シーズンから川崎Fへの加入内定もいち早く発表。プロ1年目の2020年シーズンは、J1で30試合13ゴールという堂々たる成績を残し、ルーキーながらJリーグベストイレブンにも選出。今シーズンも20試合8ゴールで開幕から無敗を続けるチームの大きな原動力となってきた。また移籍先のブライトンは、公式サイトを通じて今シーズン、ベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズにレンタル移籍されることを発表している。
三笘は、川崎Fの公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「このたびブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC に完全移籍することになりました。僕はU-10 からフロンターレアカデミーで育ちました。フロンターレはサッカーだけではなく人として成長させてくれたクラブであり、さまざまな思いがありますが、プロサッカー選手として常に向上心とチャレンジの想いを持っているのために今回の決断となりました。」
「大学を経由してプロの世界に入ることができましたが、僕のサッカーに関するほとんどがフロンターレで学んだことです。このクラブには感謝の思いしかありません。アカデミー時代、先輩たちの背中をずっと追いかけていました。Jリーグで活躍するだけでなく、海外のクラブで活躍する方たちもいます。僕も先輩たちに続いて世界の舞台で結果を出すことが、川崎フロンターレというクラブを世界に知ってもらえる、そしてクラブの発展につながると思います。またアカデミーの代表としてそういう姿を見せることが、アカデミーの後輩たちやこれからフロンターレに入りたいと思っている子どもたちに希望を与えられると思っています。」
「プロになって等々力でプレーして、スタジアムの熱気を肌で感じてすごく高ぶるものがありました。これがプロの世界なんだと実感した記憶があります。トップチームでの約1 年半。コロナ禍の影響で、子どものころから見てきた満員の等々力の中で、サポーターの皆さんの大きな声援の中で一緒にプレーすることはできませんでしたが、皆さんにはいつも温かい雰囲気と大きな拍手で後押ししてもらいました。ありがとうございました。」
「チームメイト、スタッフ、そして沢山のサポーターの皆さん、沢山の方々に支えられてここまで来ることができました。フロンターレで学んだことを生かし、これからサッカー選手としてもっともっと成長していきたいと思います。最後に。去年僕の応援歌を作っていただいたのですが、その歌をスタジアムで聞けなかったのが心残りではあります。いつかまた等々力に帰ってきたときに、その応援歌を聞けたら嬉しいです。今まで応援ありがとうございました」
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