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【特集】若き日本代表が成し遂げたドバイカップ制覇。次は「J」で期待したい“パリ世代”注目の5人 | Jリーグ

川端暁彦
【特集】若き日本代表が成し遂げたドバイカップ制覇。次は「J」で期待したい“パリ世代”注目の5人 | JリーグDAZN
【国内サッカー・ニュース】3月下旬に行われたドバイカップU-23。パリ五輪を目指すU-21日本代表は、優勝という結果を見事に勝ち取った。今回は今大会を現地取材した川端暁彦氏に、Jリーグでの活躍も期待される若き精鋭たちの中から大会を彩った5選手をピックアップしてもらった。
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FW 細谷真大(柏レイソル)

2022_4_6_jleague_hosoya(C)J.LEAGUE

生年月日:2001年9月7日
今季成績:7試合3得点(4月7日時点)

太陽王のストライカーは、遠く中東の地でも目映く輝いていた。

「日本代表として海外で試合をするのは初めて」と語るように、細谷にとって緊張の大舞台……と思われたが、大岩剛監督が「初めてだったと聞いて逆に驚いた」と言うように堂々たるプレーを披露した。

「結果にこだわりたい」という言葉のとおり、カタールとの第2戦では「自分の武器であるスピード」を活かした背後への抜け出しから決勝アシストを記録。サウジアラビアとの決勝戦でもセットプレーからヘディングで決勝ゴールを奪い取った。

外国勢にも当たり負けないタフなボディに加え、スピードとパワーを活かした献身的ディフェンスも特長の一つ。3月30日に帰国してから中2日で臨んだJ1リーグ第6節・ジュビロ磐田戦では90分まで出場し、そこから中2日で行われた5日の第7節・セレッソ大阪戦でも先発出場から決勝ゴールを奪う鉄人ぶりは凄まじい。

FW 鈴木唯人(清水エスパルス)

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生年月日:2001年10月25日
今季成績:7試合2得点(4月7日時点)

「サッカーIQが高い」と大岩監督が信頼を寄せる多機能アタッカーは、1トップからトップ下、サイドMFと自在にプレー。「点を取りたかった」と本人が語っていたように、ゴールを記録できなかった点にのみ悔いは残ったが、確かな技能を随所に見せる大会となった。

今年1月にはA代表合宿を経験し、清水で自信も得たことで「海外だからと言って変に構えなくなった」と言うように、国際舞台でも物怖じせずに激しく戦うところをしっかり見せた。

ボールを引き出す部分に加え、サッカーIQの高さは守備でも貢献大。清水では主軸となっているが、「Jリーグで培ってきたものを出してくれていたし、練習から意識の高い姿勢を見せてくれた」と指揮官は信頼を深めた様子だった。

ここから狙うはもちろんA代表入り。そのためにも、清水でさらなる「結果」を求めていくこととなる。

MF 藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)

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生年月日:2002年2月16日
今季成績:8試合0得点(4月7日時点)

機動力と技術力、そしてボール奪取力に秀でたセントラルMFは、ドバイカップでもチームの中心選手として優勝に大きく貢献。最後はキャプテンとしてカップを高く掲げた。

チームを率いる大岩監督は、藤田を主将に据えた理由をこう語る。

「ゲームメイクで起点となる選手だからというだけではなく、このグループをまとめる中心選手。練習への取り組み、そしてみんなを鼓舞する姿勢は、このグループの中で他の選手からも信頼を得ている」

主審とやり取りする機会の多いキャプテンは、国際大会では英語のスキルが必須。その点は「苦手だけれど、気合いで」乗り切りつつ、トレーニングからのムード作り、そして試合中のリーダーシップの双方でチームを引っ張った。

大会後は「自分たちの時間をもっと長く作るために、自分がもっと働ければよかった」と冷静に振り返りつつ、Jリーグでのさらなる成長を誓った。

MF 山本理仁(東京ヴェルディ)

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生年月日:2001年12月12日
今季成績:6試合1得点(4月7日時点)

「人生最高のゴールがここで出てしまった」

そう笑って振り返る“一発”を突き刺したのは、カタールとの第2戦。CKのこぼれ球に鋭く反応し、体を倒しながら軸足も浮かしてのアクロバチックなボレーシュートを、ミドルレンジから猛烈な弾道で叩き込んでみせた。

「体が勝手に動いただけ」「たまたま」と本人は強調するが、果敢にシュートを狙う意識があったからこそ生まれた「たまたま」でもある。このアクティブさ、前向きさは、大会を通して山本が発揮できたものだった。

不運もあって先発できたのは第3戦のみだったが、「去年は悩みながらやっていたけど、今年は楽しくプレーできている」と語るとおり、出場すれば確実に持ち味を発揮。高い技術でボールを動かすのはもちろん、かつては苦手意識もあったハードワークの部分でも奮闘を見せ、劣勢の時間帯も長かった決勝でもチームを支えた。

J1復帰を目指して戦う東京Vでは大黒柱として奮闘中。常に「楽しく」、時に「激しく」プレーするマエストロには、一見の価値がある。

DF 西尾隆矢(セレッソ大阪)

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生年月日:2001年5月16日
今季成績:7試合0得点(4月7日時点)

「A代表に行った選手たちが、その基準をこの代表でも示してほしい」

大岩剛監督が大会前にそう話していた選手の一人が、この西尾だ。そして最も実践した選手と言えるだろう。第1戦と決勝戦で先発フル出場を果たし、ともにゼロ封。最終ラインのリーダーとしての役目をキッチリ果たしてみせた。

自らを「表に立ちたくないタイプ」と分析するとおり、普段は物静かなタイプだが、プレースタイル自体は猛々しい。「どんな相手にも競り合いだけは絶対に負けたくない」、「相手FWを吹き飛ばすと気持ち良い」と語るとおりのフィジカルコンタクトの強さを武器に、相手のストライカーを黙らせるストッパータイプ。「この1年間ですごく成長した実感がある」と語るように、Jリーグで積み上げた自信を、国際大会でもしっかりと披露してみせた。

もっとも、満足感が出ることもない。

「現状にとどまらず、もっと上を見て、A代表も目標にあるので、もっと成長していけたらと思います」

パリ世代のディフェンスリーダーが見据えるのは、「もっと上」だ。

文・川端暁彦

1979年8月7日生まれ。大分県中津市出身。フリーライターとして取材活動を始め、2004年10月に創刊したサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊事業に参画。創刊後は同紙の記者、編集者として活動し、2010年からは3年にわたって編集長を務めた。2013年8月からフリーランスとしての活動を再開し、現在に至る。

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