福岡大学時代から持ち前のスピードを武器にその名を知らしめていたFW永井謙佑は、2009シーズンにアビスパ福岡、2010シーズンにヴィッセル神戸で特別指定選手としてプレーしてプロを経験。大学卒業後は名古屋グランパスに入団し、1年目から目覚ましい活躍を見せた。
また、U-18日本代表や2010年南アフリカワールドカップのサポートメンバーなど大学生の頃から代表に関わっていた永井は、2012年のロンドンオリンピックに出場。4位躍進の原動力となった。そのロンドン五輪でのプレーが評価され、2013シーズンはベルギーリーグのRSリエージュに移籍。だが、なかなか上手く馴染めず半年で名古屋に復帰することになった。
2014シーズンには自己最多の12ゴールを挙げ復調を感じさせると、2017シーズンからはFC東京に移籍。加入1年目から攻撃の軸として最前線でチームを引っ張っている。特に2018シーズンに長谷川健太監督が就任すると、その存在感がより濃くなり、2019シーズンではリーグ制覇まであと1歩に迫るなどチームを優勝争いに導き、自身としてもJリーグベストイレブンを受賞。さらに約4年ぶりに日本代表に呼ばれるなど充実のシーズンを送った。
30歳を過ぎても進化を続けているスピードスターは2020シーズン、チームの9年ぶりのタイトル獲得に貢献た。今季こそは青赤にJリーグチャンピオンの称号をもたらす。
プレースタイル
駆け引きや小細工なしに相手を置き去りにできる爆発的なスピードの持ち主。スペースに流れてボールを引き出したり、相手DFの裏を取り抜け出したりと、常に矢印は相手のゴールへと向いている。
さらに、ここ数年はゴールへの意識が強まり得点パターンが増加。より怖いストライカーへと変貌を遂げている。また、最大の武器であるスピードは攻撃だけでなく、前線からの守備でも脅威であり、ショートカウンターの起点となる。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
永井謙佑／Kensuke NAGAI
1989年3月5日生まれ 178cm・71kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2009 | アビスパ福岡（特別指定） | 5試合・0得点 |
| 2010 | ヴィッセル神戸（特別指定） | 3試合・0得点 |
| 2011 | 名古屋グランパス | 27試合・3得点 |
| 2012-2013 | RSリエージュ | 3試合・0得点 |
| 2013-2014 | RSリエージュ | 0試合・0得点 |
| 2013 | 名古屋グランパス | 14試合・0得点 |
| 2014 | 名古屋グランパス | 28試合・12得点 |
| 2015 | 名古屋グランパス | 31試合・10得点 |
| 2016 | 名古屋グランパス | 31試合・7得点 |
| 2017 | FC東京 | 30試合・1得点 |
| 2018 | FC東京 | 32試合・5得点 |
| 2019 | FC東京 | 33試合・9得点 |
| 2020 | FC東京 | 26試合・4得点 |
| 2021 | FC東京 | 38試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2021年12月8日現在）
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