サガン鳥栖対浦和レッズの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

前回対戦

第15節：浦和レッズ 2 - 2 サガン鳥栖

約1ヶ月前に行われた試合は、序盤から鳥栖が主導権を握る展開で推移した。12分には相手のプレスを掻い潜って鮮やかな速攻からFW趙東建が先制点の奪取に成功。先手を奪った。ただ、給水タイムを機に浦和も修正。徐々にペースをつかみ始めると、後半開始早々の48分にFW興梠慎三が自身150得点目となるゴールを奪い試合を振り出しに戻した。

試合がイーブンとなった中、次に試合を動かしたのは鳥栖だ。60分、シュートのこぼれ球をFW林大地が押し込んで勝ち越しに成功する。だが、これで試合は終わらなかった。80分に大ピンチをGK西川周作の好セーブでしのいだ浦和は、その1分後、ゴール前でボールを受けたMF武藤雄樹がコントロールショット。右のポストに当たりながらボールはゴールに吸い込まれ、土壇場で同点に追いついた。結局、試合はこのまま終了。両者の打ち合いは2-2のドロー決着となった。

成績

• サガン鳥栖（14位:4勝6分9敗 / 勝点: 18 / 得点: 21 / 失点: 28）

• 浦和レッズ（10位:9勝3分9敗 / 勝点:30 / 得点: 26 / 失点: 36）

サガン鳥栖 対 浦和レッズ 見どころ

2連敗中の14位・サガン鳥栖と3連敗中の10位・浦和レッズが相対する。互いに連敗を止めるためにも勝利が不可欠。白熱した試合が期待できそうだ。

浦和をホームに迎える鳥栖は、水曜日に行われた前節・ガンバ大阪戦で1-2の惜敗。シュート数やポゼッションでは相手を上回ることができたが、得点がアディショナルタイムのFWレンゾ・ロペスの一発のみで勝ち点獲得とはならなかった。内容は良くなっているだけに、それを勝利につなげられるかが今節もポイントになるだろう。

気になるのはディフェンスラインの選手起用だ。G大阪戦ではCBに本職ではないMF松岡大起とDF原輝綺を起用。ビルドアップの面では巧みな捌きを見せていたが、失点の場面では慣れないCB起用が仇となってしまった印象もある。守備の立て直しは急務なだけに、どんな選手を起用してくるか注目したい。

対する浦和は、前節の名古屋グランパス戦で0-1の敗戦。この結果、3連敗を喫しただけでなく、ホームで3試合連続無失点という屈辱的な数字を記録してしまった。チームとしても岐路に立たされており、今節自分たちより下位の相手に敗れて4連敗とするわけにはいかない。是が非でも勝利が必要な試合となりそうだ。

勝利を手にするために求められるのは、やはりゴールだ。FW興梠慎三やFWレオナルドといったストライカーがゴールを奪えなければ、チームの勢いも上がってこない。相手の攻撃を抑えた上で、得点を積み重ねることができるか。浦和にとっては重要な一戦となる。

連敗から脱出するのはどちらになるだろうか。

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