北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ J1リーグ

北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸概要

1998年にファーストマッチを迎えてから22回対戦を行ってきた両者は、ここまでヴィッセル神戸が10勝4分8敗で勝ち越している。特に神戸は2006年から2013年までの8試合を5勝3分で乗り切り、17年から18年にも3連勝を記録。対戦成績を見てわかる通り、これまでは神戸が札幌に対して優位性を持って戦ってきた。

ただ、そんな雰囲気が変わり始めたのが、2018年の第25節で札幌が3-1の勝利を手にしてから。続く2019年の第10節でエースFW鈴木武蔵のゴールもあり2-1で勝利すると、第25節も3-2の勝利を収め、現在は3連勝中となっている。近年、神戸に対して相性の良さを見せる札幌が勝利を手にするのか、それともこれまでの優位性を見せて神戸が勝ち点3を奪うのか。注目の一戦となる。

対戦成績 (リーグ戦 直近5試合)

北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸見どころ

攻撃的な両チームの対戦だ。6戦負けなしで好調を維持する8位・北海道コンサドーレ札幌と、大阪勢との連戦で1分1敗と結果を残すことができなかった9位・ヴィッセル神戸が激突。上位争いに加わるためにも大事な一戦となる。

ホームの札幌は、リーグ再開後の6試合で3勝3分と無敗を継続。前節の横浜F・マリノス戦では先手こそ取られたが、すぐさま2得点を奪って逆転し、最後は3-1で勝利を手にした。チームとしても3試合連続引き分けと勝ち切れない試合が続いていただけに、昨年の王者から奪った勝ち点3の意味は大きいと言える。

チームの傾向として面白いのは、直近5試合で奪った8得点すべてが違う選手によってもたらされていること。第3節・鹿島アントラーズ戦でゴールを奪ったFW鈴木武蔵が怪我で離脱して以降、エース不在を埋めるように多くの選手が積極的に攻撃に関与。前節はMF荒野拓馬が勝利に貢献するパフォーマンスを見せ、MF金子拓郎ら若手も奮起するなど、チームとして好循環を見せている。今節・神戸戦では誰が点を取るのか注目してみるのもいいだろう。

一方、神戸は4試合負けなしと調子を上げてきていたが、前節のガンバ大阪との阪神ダービーで0-2と敗戦。何度も決定機を迎えたが、相手の守護神であるGK東口順昭の壁を打ち破ることができずに悔しい負けを喫した。これから待っている連戦に向け、チームとして今節からもう一度、気を引き締めていきたいところだ。

今節の相手・札幌と比較して目につくのは、神戸の場合はここまで得点者がFW古橋亨梧とFWドウグラスの二人だけなこと。多くの得点者がいる札幌に対し、神戸はエース級のストライカーだけというのは少し寂しさを覚える。ただ、もちろん中盤の選手たちにも得点が欲しいところだが、ゴールを奪うためにストライカーへいい形でつなげているのも事実。今節もエースの二人が活躍することで勝利に近づきたい。

札幌のホームで行われたリーグ戦に限って言えば、これまで8試合で31得点が生まれているように両者の対戦は打ち合いになる傾向が高い。今節はどんなスペクタクルな試合が繰り広げられるだろうか。

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