上位陣が混戦模様だ。
大きな要因となったのは、首位を走る川崎Fが完敗を喫したことだろう。ホーム無敗の新記録達成を目指して挑んだセレッソ大阪戦は、序盤からビルドアップを含めてミスを連発。そのミスを見逃さなかったC大阪が、素早いショートカウンターからゴールを重ねてリードを大きく奪った。後半、川崎Fは盛り返したものの、ひっくり返すとまではいかず、無敗記録のストップとともに今季2敗目を喫した。
首位が勝点を落とした中、元気だったのは2位以下のチームだ。30周年のメモリアルマッチに挑んだ横浜F・マリノスは、FC東京を相手に攻守に相手を上回って2-1の勝利。鹿島アントラーズは清水エスパルスに先制を許す展開となったが、そこから猛攻を開始すると、FW鈴木優磨が1ゴール、1アシストの活躍でチームを逆転勝利に導いた。また、柏レイソルもジュビロ磐田に2-0の完勝。首位・川崎Fを追うチームが、しっかりと勝点3を奪うことで王者にプレッシャーをかけることに成功している。
中位以下では北海道コンサドーレ札幌が粘り強い戦いを見せ、Jリーグ記録となる開幕6試合連続ドローとなった。無敗は継続しているものの、勝ち切れていない部分を考えれば、早く勝点3が欲しいところだろう。
一方で、ヴィッセル神戸、湘南ベルマーレの2チームは、いまだ未勝利が続く。今節も前者が京都サンガF.C.に1-3で敗れ、後者はサンフレッチェ広島に0-1で敗戦を喫した。どちらもなかなか得点が奪えず、相手を上回ることができていない。この現状を早く変えるためにも浮上のきっかけを掴みたいところだ。
■J1リーグ第6節結果
福岡 0-0 鳥栖
G大阪 3-1 名古屋
柏 2-0 磐田
川崎F 1-4 C大阪
湘南 0-1 広島
鹿島 2-1 清水
神戸 1-3 京都
札幌 1-1 浦和
横浜FM 2-1 FC東京
J1 順位表
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