第8節は上位4クラブがぶつかる上位対決づくしの週末となった。
鹿島アントラーズ対横浜F・マリノス、川崎フロンターレ対柏レイソルという対戦カードとなった中で、勝利を手にしたのはどちらも神奈川勢だった。
鹿島対横浜FMは、5連勝と勢いのある鹿島が攻勢をかけると思われたが、集中力高く入った横浜FMも応戦。序盤から拮抗した展開が続く。得点が生まれたのはゲーム終盤。こういう時にポイントとなるセットプレーから横浜FMがFWアンデルソン・ロペスの得点で先制点を奪取した。これで前に出るしかなくなった鹿島と、相手を見ながら攻撃を繰り出せる横浜FMの構図になったことで状況は一変。巧みに攻撃を繰り出した横浜FMが2点を追加し、鹿島を相手に勝点3を獲得した。
もう一方の川崎F対柏も、好調の柏が主導権を握ると予想された中、川崎Fがシステム変更などを駆使して攻撃を展開。前半の終了間際にFWレアンドロ・ダミアンがゴールを奪うと、後半、前に出ていきたい柏がリスクを冒してバランスを崩したため、川崎Fが攻勢を強めることに。結果、そのまま逃げ切った川崎Fが1-0の勝利を手にして首位に浮上した。
中位陣ではスキッベ新監督のサンフレッチェ広島が3連勝で8位に浮上。北海道コンサドーレ札幌は8試合目にして初勝利を手にし、クラブJ1通算100勝目を飾った。
未勝利のヴィッセル神戸と湘南ベルマーレは、互いに勝利を手にすることができず。いまだ勝利がなく下位に沈んでいる。
■J1リーグ第8節結果
川崎F 1-0 柏
清水 1-1 G大阪
FC東京 0-0 浦和
広島 1-0 福岡
神戸 0-1 C大阪
鹿島 0-3 横浜FM
湘南 0-0 磐田
名古屋 0-2 札幌
京都 3-1 鳥栖
J1 順位表
| 順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 川崎フロンターレ | 20 | 6 | 2 | 2 | 3 |
| 2 横浜F・マリノス | 18 | 5 | 3 | 2 | 6 |
| 3 鹿島アントラーズ | 18 | 6 | 0 | 2 | 3 |
| 4 柏レイソル | 16 | 5 | 1 | 2 | 6 |
| 5 FC東京 | 13 | 4 | 1 | 2 | 3 |
| 6 セレッソ大阪 | 12 | 3 | 3 | 2 | 4 |
| 7 京都サンガF.C. | 12 | 3 | 3 | 2 | 1 |
| 8 サンフレッチェ広島 | 12 | 3 | 3 | 2 | 1 |
| 9 サガン鳥栖 | 11 | 2 | 5 | 1 | 4 |
| 10 浦和レッズ | 10 | 2 | 4 | 4 | 1 |
| 11 ガンバ大阪 | 10 | 2 | 4 | 2 | 0 |
| 12 北海道コンサドーレ札幌 | 9 | 1 | 6 | 1 | －3 |
| 13 名古屋グランパス | 8 | 2 | 2 | 3 | －2 |
| 14 アビスパ福岡 | 7 | 1 | 4 | 3 | －2 |
| 15 ジュビロ磐田 | 7 | 1 | 4 | 3 | －3 |
| 16 清水エスパルス | 7 | 1 | 4 | 3 | －4 |
| 17 ヴィッセル神戸 | 4 | 0 | 4 | 6 | －11 |
| 18 湘南ベルマーレ | 3 | 0 | 3 | 5 | －7 |
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