今季も勝った負けたで心が揺さぶられるシーズンが始まった。
30周年の節目を迎えるJリーグが18日、昨季の王者である川崎FとFC東京の多摩川クラシコで開幕した。
ファーストゲームは互いの色が出る好ゲームとなった。川崎Fは今季から意識を高めている“スピード感”のある攻撃を展開。落ち着いた時のゲームコントロールには課題が多かったが、時折見られる相手の背後を突いた攻撃には新たなスタイルの伸び代を感じさせた。一方、FC東京はアルベル新監督を招聘し、チームでボールを動かしていく気概を感じるパフォーマンスを披露。後方からのビルドアップには不安定さが垣間見えたシーンもあったが、新たなスタイルを貫こうとする選手たちの姿勢にさらなる進化を予感させる内容だった。
試合はセットプレーからFWレアンドロ・ダミアンが決め、川崎Fが昨季も見せた“勝ち切る力”を見せる形となったが、敗れたFC東京にとっても収穫の多い試合になったと言っていいだろう。
開幕戦を終えた時点で首位に立ったのは、ガンバ大阪を相手に3-1で勝利した鹿島だ。初戦から躍動したのは、注目を集めていたFW上田綺世とFW鈴木優磨の2トップ。上田が力強さと技術を持ち合わせた2つのゴールで自身の力を証明すれば、欧州帰りの鈴木も抜け目ないゴールを奪取するなど、二人のストライカーが結果を残す形となった。新監督のレネ・ヴァイラー氏が新型コロナウイルスの影響もあってまだ入国できていない中、不安を払拭する勝利を手にしている。
その他、長谷川健太新監督を迎えてタイトル奪取を見据える名古屋グランパスが主将MF稲垣祥の活躍もあってヴィッセル神戸を2-0で一蹴。今オフに多くの戦力が抜かれて不安視されていた柏レイソルは、湘南ベルマーレを相手に2-0の快勝スタートを切っている。
また、12年ぶりの昇格を果たした京都サンガF.C.は、ホームでFUJI FILM SUPER CUPを制したばかりの浦和レッズを1-0で撃破。守備一辺倒になるのではなく、前線からの執拗なプレッシングと90分間通して走り続けるハードワークで浦和を上回り、シーズン初戦で嬉しい今季初勝利を手にしている。
■J1リーグ第1節結果
川崎F 1-0 FC東京
横浜FM 2-2 C大阪
清水 1-1 札幌
京都 1-0 浦和
G大阪 1-3 鹿島
広島 0-0 鳥栖
福岡 1-1 磐田
湘南 0-2 柏
名古屋 2-0 神戸
J1 順位表
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