J1とJ2の開幕戦が開催された土曜日。J1では8試合、J2は新型コロナウイルス感染の影響で開催中止となった大分トリニータと水戸ホーリーホックの試合を除く6試合が各地で開催された。
J1では、18日に開幕戦を終えている川崎フロンターレとFC東京を除く16クラブがリーグ初戦を迎えた。
昨年度ACL出場権を争った名古屋グランパスとヴィッセル神戸の注目カードは、前半にこぼれ球に素早く反応したMF稲垣祥の得点で先制すると、後半にはFWマテウスの高速クロスをDF酒井高徳がクリアし切れずにオウンゴールを誘発。2点のリードを守り切った名古屋が長谷川健太新体制の初陣を勝利で飾っている。
横浜F・マリノスとセレッソ大阪の一戦では、先制したC大阪が一時は逆転を許す展開に追い込まれたが、MF清武弘嗣が値千金の同点ゴールを決めて土壇場で同点。勝ち点1を分け合っている。
J1昇格組は、京都サンガF.C.がFWピーター・ウタカの決勝点で浦和レッズを撃破すれば、ジュビロ磐田も強度の高いアビスパ福岡に苦しみながらも後半アディショナルタイムにFWジャーメイン良の移籍初得点で勝ち点1をもぎ取っている。
その他J1の試合では、鹿島アントラーズと柏レイソルが敵地で勝利し、開幕戦で白星を飾り、清水エスパルスと北海道コンサドーレ札幌、サンフレッチェ広島とサガン鳥栖はそれぞれ引き分けに終わっている。
一方でJ2では、1年でのJ1復帰を目指す横浜FCが途中出場のFWクレーベの決勝点で大宮アルディージャとの撃ち合いを制して劇的な勝利を飾り、J2初挑戦のいわてグルージャ盛岡もMF宮市剛の決勝点を守り切ってジェフユナイテッド千葉を撃破し、記念すべきJ2初白星を飾っている。
その他J2の会場では、昇格候補の徳島ヴォルティスとV・ファーレン長崎が揃ってドロー発進。一方で昨年残留争いに苦しんだ栃木SCとザスパクサツ群馬がウノゼロ勝利で好スタートを切っている。
■2月19日開催 結果
・J1第1節
横浜FM 2-2 C大阪
清水 1-1 札幌
京都 1-0 浦和
G大阪 1-3 鹿島
広島 0-0 鳥栖
福岡 1-1 磐田
湘南 0-2 柏
名古屋 2-0 神戸
・J2第1節
栃木 1-0 秋田
群馬 1-0 山形
千葉 0-1 岩手
横浜FC 3-2 大宮
徳島 0-0 金沢
長崎 1-1 東京V
大分 中止 水戸
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