17日、各地でJ1、J2、J3、WEリーグの試合が開催された。
J1でこの日最初にキックオフを迎えたガンバ大阪と湘南ベルマーレの一戦は、前半から互いにシュートチャンスを作りながらも決定機は作れないまま折り返す。スコアレスで迎えた後半は、湘南ペースで進んだが、大橋祐紀のシュートがポストに嫌わるなどなかなかゴールネットを揺らせないまま終盤に突入した。
そして90分、スコアレスドローの雰囲気が漂ってきた中、歓喜の瞬間が訪れる。石原広教のクロスに飛び込んだのは最終ラインから攻撃参加していた山本脩斗。相手と激突しながらもヘディングシュートを流し込み、湘南が開幕から9試合目にして今季初勝利をつかんだ。
また、6試合ぶりの勝利を目指したジュビロ磐田と4連勝を目指したサンフレッチェ広島の戦いはシーソーゲームとなった。
39分に鈴木雄斗の今季5点目でホームの磐田が先制するも、後半開始早々に相手のオウンゴールで広島が同点に追い付くと、61分には満田誠が森島司のクロスに合わせ、ゲームをひっくり返した。その後は選手交代を使いながら磐田が前への圧力を強めると、89分に途中出場のファビアン・ゴンザレスがゴール前のこぼれ球を押し込み同点。そのままどちらのチームにも勝ち越し点が生まれることはなく、2-2の引き分けに終わった。
唯一のナイトゲームとなった、柏レイソルと京都サンガの一戦は強度と運動量で上回った京都が荻原拓也とピーター・ウタカのゴールで勝利し、勝点を15に伸ばした。
7試合が行われたJ2では、首位の横浜FCと4位のベガルタ仙台が対戦。前半は仙台がペースを握る時間が長く、氣田亮真のミドルシュートで先制するなどゲームを優位に進める。
しかし、ハーフタイムに3枚替えを敢行した横浜FCが後半に入り、一気に形勢を変える。1トップにスライドした小川航基が驚異の決定力を発揮する。まずは52分、3バック右の中村 拓海のフィードに抜け出し左足を一閃。豪快に同点ゴールを叩き込んだ。さらにその4分後には、左サイドからのクロスにドンピシャのタイミングで頭で合わせ逆転。5試合連続ゴールで得点数を2ケタに乗せ、チームを逆転勝利に導いた。
この結果、横浜FCは開幕10試合で勝点26を獲得。今節で足踏みした2位以下との差を広げ、早くも独走態勢を築こうとしている。
また、ブラウブリッツ秋田とV・ファーレン長崎の一戦は、アウェイの長崎がセカンドボールの拾い合いで上回り、攻撃の時間を長くしていく。そして12分には加藤聖が豪快なミドルシュートを突き刺し、先制点を奪った。その後もゲームをコントロールしながら時計の針を進めることに成功。2点目が生まれることはなかったが、3試合連続の無失点で今季初の連勝を達成。昇格候補に挙げられる長崎が徐々に本領を発揮し始めている。
その他の試合では、ホームで東京ヴェルディを下したレノファ山口が今季3勝目をつかみ、8位に浮上。それ以外の4試合はすべて1-1の引き分けに終わった。
J3も7試合が開催された。ホームにSC相模原を迎えた福島ユナイテッドは後半アディショナルタイムに高橋潤哉がゴールを決め劇的勝利。首位をキープした。また、FC岐阜と松本山雅の一戦は松本に軍配。37分に小松蓮のゴールで先制すると、前半終了間際に一度は追いつかれるも、後半に住田将が2ゴールを挙げ、首位と勝点1差の3位に付けている。
3試合が行われたWEリーグは、ちふれASエルフェン埼玉がホームで日テレ・東京ヴェルディベレーゼを下し、今季2勝目を挙げた。
■ 4月17日開催 結果
・J1第9節
G大阪 0-1 湘南
鹿島 0-0 名古屋
鳥栖 0-0 清水
磐田 2-2 広島
福岡 0-0 C大阪
柏 0-2 京都
・J2第10節
秋田 0-1 長崎
水戸 1-1 徳島
栃木 1-1 熊本
町田 1-1 山形
横浜FC 2-1 仙台
岡山 1-1 新潟
山口 3-1 東京V
・J3第6節
八戸 1-2 讃岐
福島 1-0 相模原
いわき 0-1 今治
宮崎 2-1 沼津
藤枝 0-2 富山
岐阜 1-3 松本
北九州 0-0 愛媛
・WE第17節
大宮V 1-1 千葉L
マイ仙台 0-1 新潟L
ちふれ 1-0 東京NB
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