今節にもJ2リーグの優勝と昇格という2つのバトルに終止符が打たれるかもしれない。
第39節に首位を走るジュビロ磐田が敵地で水戸に勝利し、ひと足先に3年ぶりのJ1復帰を決めているJ1昇格争いは、残る一枠を巡って京都サンガF.C.、V・ファーレン長崎、ヴァンフォーレ甲府の3クラブが争う格好だ。
ただ2位・京都が昇格目前まで迫っている。第38節で磐田との直接対決に敗れたことで3位との差を詰め寄られたが、前節ホームで前半戦で敗れていた秋田を退けて勝ち点81に到達。残り3試合で3位・長崎とは勝ち点差が「7」。今節勝利すれば、無条件での昇格が決まる。
逆転を信じて後を追う3位の長崎も4連勝中と勢いはあるが、あくまで京都の取りこぼしが大前提。かつ今節は16無敗の首位・磐田との直接対決が待ち受けている。最も早い時間帯に開催されるこの一戦を制し、その後に開催される京都の試合結果の朗報を待つことが今節のミッションだ。
4位の甲府も可能性は残されているが、ラスト3試合で引き分けも許されない崖っぷち。何よりも20日に上位3チームが開催される中で、翌日の21日に敵地でブラウブリッツ秋田戦を控える。試合前に昇格への道が途絶えてしまう可能性もある。
いち早くJ1への切符を手にしている磐田は、優勝へのカウントダウンも始まっている。今節の結果次第では、J2優勝が決まる可能性も。ただ長崎との一戦を勝利した上で、京都が引き分け以下に終わらなければ決まることはない。こちらも京都の結果に左右されることになる。
磐田が長崎に勝利し、京都が負けた場合、21日の甲府の結果次第で昇格の行方が決まるというレアケースもあるが、いずれにしても20日に開催される2カードの結果で昇格と優勝の行方は大きく決まるだろう。磐田と長崎の直接対決は、14時から、京都はファジアーノ岡山と2時間遅れの16時からキックオフ。運命の一戦を迎える今節のJ2に注目だ。
■磐田のJ2優勝が決まる条件
(1)1位・磐田が勝利し、2位・京都が引き分け以下に終わった場合
■京都のJ1昇格が決まる条件
(1)京都が勝利した場合
(2)京都が引き分け、3位長崎と4位甲府がともに引き分け以下に終わった場合
(3)京都が負け、3位長崎負け、4位甲府が引き分け以下の場合
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