シメオネ、ソシエダ戦もベンチ予想のL・スアレスについて「2カ月前に私の考えを彼本人伝えている」 | ラ・リーガ

アトレティコ・デ・マドリードは19日にコパ・デル・レイ準々決勝、敵地レアレ・アレナでのレアル・ソシエダ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、自身の政権下で最も厳しい時期にも「選手たちを信じている」ことを強調した。

アトレティコ史上最大の黄金期を築き上げたシメオネ監督が、2回目のラ・リーガ優勝の翌シーズンとなる今季、最大の危機を迎えている。2021年末にはラ・リーガ4連敗を喫して連覇の望みがほぼなくなり、2022年に入るとラージョ・バジェカーノ戦（2-0）勝利で少しだけ持ち直したかに見えたが、スペイン・スーパーカップ準決勝アスレティック・ビルバオ戦で1-2の逆転負け……。アトレティコのサポーターは、シメオネ監督を絶対的に指示する人たちと、辞めるべきと考える人たちで二分されている状況だ。

そうした中で会見に出席したシメオネ監督は、アトレティコの選手たちが逆境に抗う力を備えていることを強調。ここから巻き返す意欲を示している。

「私たちはいつだって、こうした状況で重圧を感じるのではなく責任を果たしてきた。昨季であれば3月にアトレティコの優勝が難しくなったと言われたが、このチームは反逆心を見せて難しい時期を乗り越えている。昨季の私たちは、王者にならなければ失敗という立場に置かれて、そこで王者となったんだよ。パンデミックで中断期間があった2シーズン前にしても同じだ。私たちはチャンピオンズで敗退て、残り11節の段階で厳しい状況に陥っていたが、チームは見事なリアクションを見せている」

「私は、自分がどんなチームを率いているかを分かっている。このチームを信じているし、彼らがリアクションを見せてくれと確信している」

アスレティック戦でFWルイス・スアレスをベンチスタートとしたシメオネ監督だが、ソシエダ戦前の練習の様子では再び控えとなることが予想されている。同選手との関係性について問われたアルゼンチン人指揮官は、次のように返答した。

「2カ月前に彼と話をした。私が彼について考えていること、彼が自分たちにとって重要であること、彼なしと彼ありのチームが生み出せることについて話させてもらったよ。彼は私の考えを知っている。2カ月前に話をしているんだ」

なお。今夏にアトレティコとの契約が切れるL・スアレスは、今季序盤こそ好調だったが、最近はチームの不調にも引きずられて得点を奪えず、サポーターから懐疑的な目で見られ始めている。