バルサのサッカーを取り戻すために…ガビがインテリオールに定着か ｜ LA LIGA FREAKS

チャビ新監督率いる新生バルセロナの初陣が近づいてきた。21日（日本時間）のラ・リーガ第14節、ホームのカンプ・ノウでエスパニョールとのバルセロナダービーに臨む。システムは4－3－3が濃厚だ。

バルサらしいポゼッションサッカー、美しく勝つスタイルへの回帰が期待されるが、スペインサッカーに精通するジャーナリストの小澤一郎氏は中盤に注目。DAZNで毎週金曜に配信中のラ・リーガ専門番組『LA LIGA FREAKS』でこう口にした。

「オランダ代表でフレンキー（デ・ヨング）が消耗しているみたいですし、彼のコンディションを見ながらチャビは決断するでしょう。個人的にはペドリ、ガビが（インテリオールに）定着していきそうだなと見ています」

ペドリは今月25日に19歳、ガビは17歳と若く、どちらも無限の可能性を秘めた逸材だ。後者はインテリオールではないポジションでの起用も考えられるが、小澤氏が続ける。

「（ガビのウイング起用は）ないと思います。スペイン代表でのパフォーマンスを見ていると、確実に適性はインテリオールでしょう。推進力があるんですけど、身体のサイズ的なスピードが問題あるので。それよりも彼のポジショニング、頭の良さ、インテリジェンスを（活かせるポジションで）。やっぱりバルサのサッカーをするには、ガビをインテリオールに定着させるっていう決断はしそうだなと見ています」

ちなみにチャビは現役時代、エスパニョールとの公式戦で25勝9分2敗と圧倒的に勝ち越している。両チームの間には戦力、資金力などすべての面で埋めがたい差が横たわるが、小澤氏は「今季の機能性で言えば、だいぶエスパニョールが上がっていて、バルセロナは逆に下がっている。その意味で楽しみ」とコメント。バルサが1試合未消化ながら、勝点17で並んでいる事実もある。

2シーズンぶりに実現するダービーが接戦になる可能性は十分。チャビの采配、そして、その新監督と同じラ・マシア（バルセロナ下部組織）出身であるガビのパフォーマンスに注目が集まる。