スコットランド生まれのジョン・マッギンは、母国のセント・ミレンのユースチームで選手キャリアをスタートさせる。2012年夏にはU-20チームのプレシーズントーナメントで優勝に貢献し、大会最優秀選手に輝く。そして同年にトップチーム昇格を果たし、10月にはプロキャリア初出場を飾った。
若くしてスコットランドで注目を集めたマッギンは、2015年にハイバーニアンへと移籍。2015-16シーズンは、クラブにとって114年ぶりとなるスコティッシュ・カップ優勝に貢献。多くのクラブ関心を集める中で、2017-18シーズンはスコットランド年間最優秀選手賞の最終候補にノミネートされるなど、大きな飛躍を見せる。
すると2018年夏、当時チャンピオンシップ(英2部)に所属していたアストン・ヴィラへとおよそ300万ユーロで移籍を果たした。初年度から絶対的な存在となり、リーグ戦40試合で6ゴール10アシストをマーク。プレーオフ・ファイナルでも決勝点を挙げ、プレミアリーグ昇格に大きく貢献した。
初挑戦となるイングランド一部の舞台でも、マッギンはシーズンを通して安定した好パフォーマンスを披露。2020-21シーズンには中盤で様々な役割を任せられるようになると、水準以上のプレーを見せ続けている。現在プレミアリーグで最も躍動する中盤選手の1人と言ってもいいだろう。
プレースタイル
身長こそないが、屈強な体と豊富なスタミナを備えており、ハードワークを厭わず。技術的にも確かなものがある。そして、最大の武器は戦術理解度の高さだ。攻守両面でポジショニングが良く、絶妙なフリーランからネットを揺らすなど、機を見た攻撃参加が得意。さらに2020-21シーズンにはポジションを下げ、チームをコントロールするアンカーとしての才能も開花させた。中盤選手に求められるタスクをすべてハイレベルでこなす超万能MFだ。
プロフィール・経歴
ジョン・マッギン/John McGinn
1994年10月18日生まれ 178cm 64kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2012-13 | セント・ミレン | 22試合・1得点 |
2013-14 | セント・ミレン | 35試合・3得点 |
2014-15 | セント・ミレン | 30試合・0得点 |
2015-16 | ハイバーニアン | 36試合・3得点 |
2016-17 | ハイバーニアン | 29試合・4得点 |
2017-18 | ハイバーニアン | 30試合・5得点 |
2018-19 | アストン・ヴィラ | 40試合・6得点 |
2019-20 | アストン・ヴィラ | 28試合・3得点 |
2020-21 | アストン・ヴィラ | 14試合・1得点 |
※成績は国内リーグ(2020年12月30日現在)
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