アンゴラで生を受けたが二重国籍を持つポルトガルの代表を選択したMFウィリアム・カルバーリョは、名門スポルティングの下部組織出身。2011年4月にトップチームデビューを果たし、2011-12シーズン後半から1年半の間セルクル・ブルッヘへのレンタルを経験するなどプレーを積み重ねる中で成長していく。
その後、印象的なパフォーマンスから幾度もマンチェスター・ユナイテッドからの関心が取り沙汰されたW・カルバーリョは、2016年2月に契約を延長。その際には契約解除金が4500万ユーロに設定されるほどの評価を得ている。しかし、2018年夏にべティスへの完全移籍を決断し、すぐにレギュラーを奪取した。
また、ポルトガル代表としてはEURO2016の決勝にもフル出場。自身が育てられた国の初の欧州制覇に大きく貢献した。
プレースタイル
重量級の恵まれた肉体にパワーとしなやかさを同居させるW・カルバーリョは守備的な中盤を本職とする。どの相手にも当たり負けしない寄せからボールを奪取し、そこから凄まじい推進力で前線に駆け上がっていく。
また、長い脚を生かした懐の深いボールキープも魅力的で、ピッチの中央で時間を作ることができる。天才的な閃きを備えているわけではないが、テクニックの水準も一定以上のものがあり、ミスの少ない実直なプレーで安定して高い貢献度を誇る選手だ。
プロフィール・経歴
ウィリアム・カルバーリョ／William Carvalho
1992年4月7日生まれ 187cm・89kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2010-11 | スポルティング | 1試合・0得点 |
| 2011-12 | ファティマ | 13試合・3得点 |
| 2011-12 | セルクル・ブルッヘ | 19試合・1得点 |
| 2012-13 | セルクル・ブルッヘ | 28試合・2得点 |
| 2013-14 | スポルティング | 29試合・4得点 |
| 2014-15 | スポルティング | 30試合・1得点 |
| 2015-16 | スポルティング | 27試合・2得点 |
| 2016-17 | スポルティング | 32試合・2得点 |
| 2017-18 | スポルティング | 24試合・1得点 |
| 2018-19 | べティス | 30試合・0得点 |
| 2019-20 | べティス | 13試合・0得点 |
| 2020-21 | べティス | 4試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2020年10月4日現在）
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