8歳の頃にチェルシー下部組織入りしたロフタス=チークは、ユース時代から将来を嘱望され、アンダー世代の各イングランド代表に招集され続けてきた。レベルの高いチェルシーユースの中でも高い評価を受け、2013-14シーズンにFAユースカップを制覇。さらに、翌シーズンにはUEFAユースリーグの優勝に貢献し、着実に存在感を増していった。
2014年12月にはチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのスポルティング戦に出場し、トップチームデビュー。ほどなくプレミアリーグデビューも果たすと、2016年2月にはクラブと2021年までの契約を締結した。
2017-18シーズンにはクリスタルパレスへのレンタル移籍で武者修行。ここでリーグ戦24試合に出場すると、2017年11月にはイングランドのフル代表に招集された。翌年には22歳にしてロシア・ワールドカップに臨むメンバーにも選出。本大会では通算4試合に出場し、3試合で先発の座を勝ち取った。
2018-19シーズンにはチェルシーでも出場機会を増やし、公式戦40試合に出場して10ゴールと二桁得点をマーク。しかし、2019年5月にはアキレス腱断裂の大怪我を負い、翌シーズンの大半を棒に振ることに。それでも、復帰後にはフランク・ランパード監督も多くの試合で起用した。
2020-21シーズンは、チェルシーが大型補強を敢行したことにより、フラムへのレンタル移籍が決定。負傷からの完全復活を印象づけて、改めてチェルシーの将来を担う存在ということをアピールしたいシーズンとなる。
プレースタイル
190センチを超える大型のセントラルミッドフィルダー。攻守のバランスに優れ、恵まれた体格を活かしたボールキープや球際での競り合いの強さに定評がある。また、大柄の割に足下の技術もしっかりしており、スルーパスでのアシストや自らドリブルでボールを持ち運ぶことも可能。攻撃参加時のダイナミックさはチェルシーOBのミヒャエル・バラックを彷彿とさせるものがあり、決定力や好不調の波を減らすことができれば、より脅威になれるプレーヤーだ。
プロフィール・経歴
ルーベン・ロフタス=チーク/Ruben Loftus-Cheek
1996年1月23日生まれ 191cm・88kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014-15 | チェルシー | 3試合・0得点 |
2015-16 | チェルシー | 13試合・1得点 |
2016-17 | チェルシー | 6試合・0得点 |
2017-18 | クリスタルパレス | 24試合・2得点 |
2018-19 | チェルシー | 24試合・6得点 |
2019-20 | チェルシー | 7試合・0得点 |
2020-21 | チェルシー | 1試合・0得点 |
2020-21 | フラム | 1試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2020年10月20日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。