ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のMFミラレム・ピアニッチが節目の100キャップへ「父、家族、友人に捧げる」｜ カタールW杯欧州予選

現地31日のカタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選における注目カードの1つが、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表が首都サラエボのスタディオン・グルバビツァにフランス代表を迎える一戦（日本時間1日3時45分キックオフ）だ。

グループDの大本命であり、1勝1分で首位に立つフランスの独走を許さないためにも、フィンランドとの初戦（△2－2）で3ポイントを掴めなかったホームチームは貪欲に勝利を狙いにいくだろう。

この大一番で節目の100キャップ目を迎えるボスニア・ヘルツェゴビナのMF、ミラレム・ピアニッチ（バルセロナ）は前日会見でこう口にした。

「僕たちは彼らのクオリティーを知っているし、簡単じゃないよ。僕らに訪れる攻撃のあらゆるチャンスを活かさないといけない。守備ではコンパクトに構えて、すべてを一丸になってプレーしないとね」

2008年8月のブルガリア戦での初キャップから13年、自身のメモリアルゲームを目前に控えた30歳は周囲への感謝も述べている。

「子供の頃、父と一緒に何千キロも旅して、代表チームを応援してきた。明日の試合は父、家族、友人に捧げるよ。みんなに感謝している。話せることはたくさんある。でも、今はこれから多くの成功を、よい結果を得られるように願っているよ」

得点源のエディン・ジェコ（ローマ）とともに、チームを長らく支えつづけてきただけでなく、先のフィンランド戦で1ゴールと好調の大黒柱がフランス撃破の鍵を握るのは間違いない。