今シーズン、ミランの主力としてプレーし、チームの11年ぶりとなるスクデット獲得に貢献した22歳のサンドロ・トナーリ。今月からスタートしたUEFAネーションズリーグにおいても、ロベルト・マンチーニ率いるイタリアで主役級の活躍を見せており、アッズーリの未来を担う支柱の1人として期待を受ける。
ブレシアからミランへ加入した直後の昨シーズンは苦戦したものの、2年間で大きな成長を遂げたトナーリ。イタリア代表MFは、ネーションズリーグのイングランド戦の前日会見において、自身の飛躍をもたらした精神面での変化を明かした。
「ピッチに入る時に自信を持ってリラックスして臨むようになったところが変わった。平凡なことに見えるかもしれないが、カルチョにおいては、これがすべての違いを作り出す細部であると確信を持っている。1年間、高いレベルで主力としてプレーしたことは、大いに役立ったと思う。この調子で代表やミランで続けていきたい」
ネーションズリーグのドイツ戦やハンガリー戦では、まだセリエAでデビューしたことのない若手も抜てきされた。トナーリは今回の顔ぶれの中で経験値やカリスマ性でチームメートをリードする存在。だが自身がリーダーの役割を担う必要性はないと感じている。
「全員にとって難しい時期であり、チームは1つにならなければならない。現在、自分がリーダーでありたいとは思わないし、その必要はない。必要なのは、選手全員がチームの一員であると感じることだ」
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またトナーリは、ミランの同僚であるイングランド代表DFフィカヨ・トモリについて語ったほか、ライバル関係にあるインテルのMFニコロ・バレッラに言及した。
「トモリのおかげでミランは1歩前進することができた。彼は、チームが必要としていたタイミングでやって来た。交代することなく、年間50試合に出場できる選手で、スクデット獲得に大きく貢献したと思う。それにミランの関係者全員のことを大切に思っていて、人間としても素晴らしい」
「バレッラとは代表のチームメートだし、大切な仲間だ。もちろんクラブにいるときはすべてが変わるが、試合が終わればいつも1人の友人になる」
過去に元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロやジェンナーロ・ガットゥーゾと比較されてきたトナーリ。元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードとの類似点を問われると、「誰とも比較したくない。だがもちろんうれしく思っているよ」と明かした。
放送・配信予定
- イングランド vs イタリア : リーグAグループ3第3節
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年6月12日(日)日本時間3:45
- 解説:林陵平 実況:北川義隆
- 会場:モリニュー・スタジアム
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