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プレミアリーグ

【コラム】プレミアリーグ前半戦のベストイレブン | 2020-2021 | 粕谷秀樹のNOT忖度

【コラム】プレミアリーグ前半戦のベストイレブン | 2020-2021 | 粕谷秀樹のNOT忖度(C)Getty Images
【コラム】ウォルヴァーハンプトンやクリスタルパレスなど複数のクラブがプレミアリーグ19試合を消化。シーズンの折り返し地点を迎えたこのタイミングで、ジャーナリストの粕谷秀樹氏が前半戦のベスト11を選出する。

ベストイレブンの選考は難しい。100%中立は不可能で、選者の趣味・嗜好がインプットされるからだ。ポゼッションを支持する者、しない者、日本代表歴を持つ解説者でも、現役当時のポジションで見方は異なる。正解を求めるだけ無駄だ。

ただし今シーズンの場合、 ブルーノ・フェルナンデス ピエール=エミール・ホイビュア は欠かせない。前者は二度(2020年では四度)のPLAYER of the MONTHに輝くなど、 マンチェスター・ユナイテッド 復活の担い手として大活躍している。いまやプレミアリーグ屈指の、いやいやいや、世界有数の攻撃的MFだ。

また、ホイビュアは トッテナム の中盤に君臨。すぐれたボール回収力を駆使した守備面の貢献だけではなく、ビルドアップの際には最終ラインに降り、攻撃を円滑に進める。決してビッグネームではないものの、ワールドクラスの実力者だ。

したがって、基本陣形も彼らが軸となり、B・フェルナンデスは最も得意とする二列目中央、ホイビュアを中盤センターに配置した。

傑出したパフォーマンスの右サイドバックが見当たらず、その反面、プレミアリーグ特有のインテンシティに即フィットしたセンターバックが存在することも踏まえ、最終ラインは3バック。プレミアリーグ前半戦ベストイレブンは、3-4-1-2で構成することにした。

エデルソンより仕事量が圧倒的に多い

GK: エミリアーノ・マルティネス アストン・ヴィラ

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計8回のクリーンシートは マンチェスター・シティ エデルソン の9回に次ぐリーグ2位だが、仕事量としてはマルティネスの方が圧倒的に多い。大きなミスもなく、チームのトップ10維持に尽力している。

初めてのプレミアリーグに即フィット

DF: ルベン・ディアス (マンチェスター・C)
DF: チアゴ・シウヴァ チェルシー
DF: ガブリエウ アーセナル

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初めてのプレミアリーグにもかかわらず、3選手とも即フィット。とりわけディアスは、すでにリーダーの雰囲気さえ醸し出している。ペップ・グアルディオラ監督は、いい買い物をしたものだ。そしてT・シウヴァは経験というアドバンテージを活かし、チェルシーの最終ラインを統率している。

首脳陣とサポーターに笑顔をもたらす3人

MF: カイル・ウォーカー (マンチェスター・C)
MF:ホイビュア(トッテナム)
MF: ジョルジニオ・ワイナルドゥム リヴァプール
MF: アンドリュー・ロバートソン (リヴァプール)
MF:B・フェルナンデス(マンチェスター・U)

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ウォーカーとロバートソン、ワイナルドゥムは持続性と安定感を高く評価した。コロナ禍でもつねに及第点以上のパフォーマンスを見せ、首脳陣とサポーターに笑顔をもたらすのだから、さすがというしかない。そうだ、ウォーカーにひと言だけ。「ピッチ外の暴走は慎むように」(編集部注/ウォーカーは2020年に外出禁止令を破るなどピッチ外でも話題をさらった)

ソン・フンミンは独力で突破する観点で…

FW: モハメド・サラー (リヴァプール)
FW: ハリー・ケイン (トッテナム)

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徹底的にマークされながらも、点を取って当たり前といわれながらもサラーは13ゴール、ケインも12ゴール決めている。ケガさえしなければ、今シーズンも彼らが軸となって得点王争いを繰り広げるに違いない。

たしかに、ケインの相棒 ソン・フンミン も12ゴールを記録し、ひと皮むけた印象が強い。しかし、独力で突破するという観点では、選ばれた2選手にやや劣るのではないだろうか。

繰り返すが、ベストイレブンの選考は難しい。攻撃を重視して2-3-5のような陣形にすれば、「攻守のバランスを気にしないのか」という異論・反論が聞こえてくる。今回の人選にしても、「デ・ブライネが入っていないベストイレブン? ばかげている」とのお叱りもあるだろう。

あちらを立てればこちらが立たず……。

とはいえ、当コラムのタイトルは「NOT忖度」である。いちいち気にしていられっかってね。なお、次点として次の8選手を選んでみた。彼らもまた、各方面で高く評価される実力者たちだ。

文・粕谷秀樹

1994年、日本スポーツ企画出版社刊の『ワールドサッカーダイジェスト』編集長に就任。その後、同社の編集局次長を務め、01年に独立。以降、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、情報番組、さらに月平均15本のコラムでも、エッジの利いた発信を続ける。東京・下北沢生まれ。

直近のプレミアリーグ試合日程

第18節

開催日キックオフ
(日本時間)
試合スコア
1/20(水)3:00ウェストハム vs ウェストブロム 
1/20(水)5:15レスター vs チェルシー 
1/21(木)3:00リーズ vs サウサンプトン試合延期
1/21(木)5:15フラム vs マンチェスター・U 
1/22(金)5:00リヴァプール vs バーンリー 

第1節(順延分)

開催日キックオフ
(日本時間)
試合スコア
1/21(木)5:15マンチェスター・シティ vs アストンヴィラ 

第11節(順延分)

開催日キックオフ
(日本時間)
試合スコア
1/24(日)5:00アストンヴィラ vs ニューカッスル 

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