試合の概要
レギュラーシーズンの最終節。ギリシャの二大都市アテネ(パナシナイコス)とテッサロニキ(PAOK)の人気クラブによる対戦で、現地では「チャンピオンシップ・ダービー」とも呼称される。
パナシナイコス(6位 勝ち点42|12勝6分7敗|28得点18失点)
直近6試合の公式戦1勝1分け4敗と結果が出ていない。もっとも、そのうちの3敗はすべてヤニナに喫したもの(リーグ戦1試合とカップ戦2試合)で、1勝は首位オリンピアコスから挙げたもの。2月末にAEKと引き分けたように、自力がないわけではない。
昨年10月から指揮を執る68歳の老将ラースロー・ベレニは「この試合がファイナルではない」とプレーオフを見据えつつも、「集中して最良の結果を得なければならない」と意気込む。
今回の一戦を前に、売り出し中の若手MFアレクサンドロプーロスが膝の違和感で離脱。守備の要であるCBベレスも欠場予定となっている。
注目選手:フェデリコ・マケダ
元マンチェスター・ユナイテッドのイタリア人ストライカー。シーズン途中までレギュラーを張っていたが、ここのところはスーパーサブの役割を担っている。
1アシストを決めた昨年12月のアウェーゲームに続き、今回のPAOK戦でも目に見える結果を残せるか。
予想フォーメーション(4-3-3)
- GK:ディオウディス
- DF:モロ、スヘンケフェルト、プングーラス、フアンカル
- MF:ニアセ、マウリシオ、アナタサコプーロス
- FW:エングバコト、カルリトス、ビジャファニェス
PAOK(4位 勝ち点47|13勝8分4敗|48得点24失点)
前節のアリス戦では2点を先行されるも、終盤のロングボール攻勢で2ゴールを奪い、辛うじて勝ち点1を確保した。とはいえ上位陣からなかなか勝てない状況が続き、現地では「フロントがパブロ・ガルシア監督に満足していない」と報じられてもいる。
アウェーで勝ち点3を手に入れたいチームの朗報は、風邪で前節の欠場を余儀なくされた崩しの切り札であるツォリスの復帰。アリス戦直後に自動車の接触事故を起こしたワルダも大事に至らず、今週のトレーニングを問題なく消化できたようだ。
怪我のリハビリに励むCBエネイ・ミハイを除き、全員がパナシナイコス戦への出場が可能な状況だ。
注目選手:香川真司
前節にリーグ戦初先発を飾るも、ハーフタイムで交代という不完全燃焼に終わった。ツォリスの復帰もあり、再びベンチスタートが有力視されるが、先発・途中出場を問わずに求められるのは結果だろう。強豪との一戦で新天地での初ゴールに期待がかかる。
なお、足首の違和感で金曜のトレーニングは別メニュー調整だったが、前日練習には無事参加した。
予想フォーメーション(4-2-3-1)
- GK:Z・ジヴコヴィッチ
- DF:ロドリゴ、インガソン、ヴァレラ、ヴィエイリーニャ
- MF:ツィンガラス、シュヴァープ、A・ジヴコヴィッチ、ワルダ、ツォリス
- FW:クルメンチーク
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:日本時間3月15日(月)2:00
- 実況:安井成行
- 会場:アポストロス・ニコライディス・スタジアム
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