【注目選手】世界屈指のPK職人、ルカ・ミリヴォイェヴィッチ ｜ クリスタルパレス ｜ プレミアリーグ

地元セルビアのFKラドニチュキ・ニシュで2007年にプロデビューしたミリヴォイェヴィッチは、2008-09シーズンから約3年半過ごしたFKラド・ベオグラードで台頭。2012年1月には、国内屈指の強豪であるレッドスター・ベオグラードに加入した。

2012-13シーズンにはリーグ戦25試合で6ゴールを挙げるなどインパクトを残すと、2013-14シーズンは初の海外挑戦の地にベルギーを選択。アンデルレヒトで1年プレーしたのち、2014-15シーズンからはオリンピアコスの主力として3年にわたって活躍した。

そして、2017年1月には推定1500万ユーロの移籍金でクリスタルパレス入り。すぐに不動の主力となると、2017-18シーズンにはPKでの7ゴールを含む10ゴールをマークした。さらに、キャプテンに就任した翌シーズンにはPKで二桁得点となる10ゴール。計12ゴールを記録し、“PK職人”として広く知られることになった。

また、2012年にデビューしたセルビア代表でも、2020年12月までに39キャップを記録。出場にも貢献した2018年のロシア・ワールドカップではグループステージ敗退となったものの、開幕からの2試合に出場した。

プレースタイル

粘り強い守備に定評があるセントラルミッドフィルダー。“PK職人”のイメージが先行しがちではあるものの、プレースキック以外でのチームへの貢献度も高い。とりわけ、強靭なフィジカルを活かしたボール奪取やバイタルエリアのスペース管理能力、ボールホルダーへの素早いチェックなど、守備面での能力は非常に高く評価されている。それだけでなく、的確なつなぎや機を見た攻め上がりなど、しっかりとビルドアップや仕掛けの部分にも関与していける完成度の高いプレーヤーだ。