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マンチェスター・ユナイテッド

崖っぷちのマンチェスター・ユナイテッド指揮官。スールシャールのあまり語られない功績 | PREMIER LEAGUE FREAKS

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崖っぷちのマンチェスター・ユナイテッド指揮官。スールシャールのあまり語られない功績 | PREMIER LEAGUE FREAKS(C)Getty Images
【欧州・海外サッカー】DAZNのプレミアリーグ専門番組『PREMIER LEAGUE FREAKS』に出演した識者が、解任説が流れるマンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督の功績を解説した。

崖っぷちに立たされているのがマンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督だ。プレミアリーグ第9節のリヴァプール戦で0-5と歴史的な惨敗を喫し、かねてより浮上していた解任論がヒートアップしている。SNS上で「#OleOut」が一時トレンド入りしたように、大多数のファンもお冠だ。

ノルウェー人指揮官を擁護する声もなくはないが、「試合ごとのプランニングができない」、「攻撃は選手の閃きや個人技任せ」、「明確な守備組織がない」など、監督としての力量を疑う声は強まるばかり。そんな中、DAZNで毎週水曜に配信中のプレミアリーグ専門番組『PREMIER LEAGUE FREAKS』に出演したスポーツライターのベン・メイブリー氏が、ここ最近はあまり語られなくなったスールシャールの功績を口にした。

「私は何度も言ってきたように、スールシャールのこれまでのことをすごく高く評価しています」

そう切り出したメイブリー氏は続ける。

「戦術以外でも重要なところが監督にはあるんです。ピッチ外でスールシャールは良い仕事をやっていると思います。すごく現地のサポーターの心を掴んでいて、距離をすごく近付けていると思います。選手たちとサポーターとの関係が良くなっている。モウリーニョ(前監督)で(関係が)ぼこぼこになって、アイデンティティも失って、暗い雰囲気になったユナイテッドの方向性を正してきた」

とはいえ、ユナイテッドはプレミアリーグ7位と肝心のピッチ上で低迷している。

「方向性を正してきたからこそ、今の(要求される)基準が高くなっている。良い雰囲気を作って、頑張るだけじゃ足りません。今のユナイテッドは良い方向になったので、優勝をめざすのがノルマになった」

その結果を追い求めるうえで、スールシャールの後任候補として取り沙汰されるアントニオ・コンテ(昨季のセリエA優勝監督|現在はフリー)は適任のように映るが……。メイブリー氏はそのイタリア人監督の招聘で生まれかねない不安を説明する。

「コンテだったらすぐ獲れるんですけど……。モウリーニョ時代のトラウマもあって、(周囲と)摩擦を起こすようなタイプの監督が来たら『怖い』という考え方もあるんです。せっかく雰囲気がよくなってきたタイミングなのに。ピッチ上では一番良い成績を残しそうですが」

はたしてユナイテッド、そしてスールシャールの運命やいかに。今週末には6位トッテナムとのアウェーゲーム(日本時間31日1時30分キックオフ予定)が控えている。

PREMIER LEAGUE FREAKS

  • 配信: DAZN
  • 配信日:毎週水曜日
  • 出演:ベン・メイブリー、野村明弘(敬称略)

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