トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインの去就について、ギャリー・リネカー氏が予想を述べている。サッカーメディア『Goal』が伝えた。
トッテナムの絶対的エースとして、2020-21シーズンも22ゴール14アシストを記録したケイン。世界トップクラスの活躍を継続している一方、タイトルを手にすることはできておらず、退団を検討するかのような発言も飛び出している。
リネカー氏は「ハリーはトッテナムを去る時が来た」とコメント。続けて新天地候補についての予想も語った。
「バルセロナもケインに興味があったようだが、すでに他のプラン(セルヒオ・アグエロ)で決したようだね。それに資金面でもケインの獲得は無理だったろうし。となると現実的な線はマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、あとはパリ・サンジェルマン(PSG)だと思う」
その中でも、2019年11月までトッテナムを率いたマウリシオ・ポチェッティーノ監督が指揮するPSGが有力と見ているようだ。
「PSGがやはり有力だろうね。何しろ彼らには(マウリシオ)ポチェッティーノがいる。資金面ではマンチェスターの2クラブにも余裕はあるだろう。あと、チェルシー行きのうわさもあるようだが、トッテナムはさすがにチェルシーへ手放すことはしないんじゃないかな」
さらに、リネカー氏は「トッテナムサポーターでさえ、彼が移籍したいと口にしていることを恨まないだろう。ハリーはこれまで多くのことをクラブに与えてきた。それなのに、ここまで何も勝ち取っていない。それはとても残念なことだが、トッテナムはこの状況を踏まえ、厳しい決断さえも受け入れる必要があると認識している」と、もし退団したとしても致し方ない決断であることを説明した。
「トッテナムは現在、現実的な意味で指揮官も不在だ。最高の選手だって失う可能性が高まっている。だがハリーにとって主要タイトルを争いたいのならもはや出るしか選択肢はないだろう。私自身もそうだった。かつてレスターでそのような状態だったからね」
「クラブに大きな恩義があったとしても、去るべき時は来るものだ。キャリアを最優先に考えたら、致し方ないことなんだ」
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