レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、失敗に終わったパリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペの獲得オペレーションについて振り返っている。
今夏でのレアル・マドリード移籍が確実視されながらも、最終的にPSGとの契約延長を選んだエンバペ。スペイン『セクスタ』の番組“エル・チリンギート”に出演したペレス会長は、エンバペのPSG残留の理由を、同クラブの幹部のほかフランスのエマニュエル・マクロン大統領らが慰留に動いたためと説明している。
「15日前に状況が変わった。理由の一つは政治的な重圧、もう一つは金銭的な重圧だろう。彼が変わったということが私たちの耳に伝わってきた。彼はスポンサー案件にほかのチームメートと一緒に参加するのを嫌がった。それは私の考えと相反するものだ。フットボールは集団スポーツなのだから」
「だから、私たちはこう言ったんだ。『このエンバペは私たちが連れて来たかったエンバペじゃない。別人だ。夢が変わってしまったのだろう』と。彼はとても若い。そして重圧というものは、誰にでも影響を与える。フランスの大統領まで彼に電話をしたんだよ」
「今の彼はここに来るはずだったエンバペではない。それならば、私はPSGでプレーし続けることを望むよ。私は夢を持っていた彼が好きだった。3年後の移籍も不可能か? どうなっているかね」
「今のエンバペは私のエンバペではない。彼を混乱させてしまった者たちがいる。私は彼の幸運を祈っているし、敵対することもない。しかし、レアル・マドリーの歴史においてクラブより上に立つ選手など誰もいなかった。私たちが例外を生み出すことはできないんだ」
関連記事
● 今年9月で37歳モドリッチ、レアルと超異例の契約延長!「白いユニフォームを着る夢を10年叶えてきた。でも僕の期待は加入初日と変わらない」 | ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。