パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペの去就について、フランスサッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長が言及した。『Ouest-France』が伝えている。
過去3年連続でリーグアン得点王に輝いたほか、2018年には母国をワールドカップ(W杯)制覇にも導いたエンバペ。現代サッカーを代表する選手の1人として、常に期待と注目を浴びている。
その注目度の高さは移籍市場においても変わらず。PSGとの現行契約が2022年夏までとなっており、継続的に関心を示してきたレアル・マドリードに移籍する可能性が伝えられている。
しかし、ル・グラエ会長はエンバペに残留を呼び掛けた。
「キリアンにはパリに残ってほしい。フランスフットボール界のため、このリーグに世界最高の選手の1人がいるに越したことはない」
エンバペ当人にとっても、PSG残留が将来を照らす可能性があると語った。
「出て行くよりも、PSGに残った方がバロンドールを獲得できるより大きなチャンスがある。クラブを変えたときはいつだって新しい環境に適応しなければならない。彼らは今、難しいと時間を過ごしているが、それでも彼らは偉大なクラブのままだ」
ル・グラエ会長自身、フランスサッカーを引っ張っていかない立場として、エンバペの存在は大きな意味を持つようだ。
「スペインリーグは我々のリーグよりも上なのか? 私はそうだとは思わない。すべては彼個人の選択になるだろう。しかし、フランスサッカー連盟の会長としては、彼にはフランスに残ってほしい」
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