1試合消化試合が少ないインテルを2ポイント上回り、セリエAの首位に躍り出たミラン。直近の第28節で同勝点(57)の2位だったナポリとの上位対決を制し、2010-11シーズン以来となるスクデットへの期待を膨らませている。
そのナポリ戦で決勝点を挙げたFWオリヴィエ・ジルーとともに、称賛を集めているのがDFピエール・カルルだ。2CBを形成したフィカヨ・トモリとの見事なコンビネーションで、相手のエースFWヴィクター・オシムヘンをシャットアウト。1-0の完封勝利に貢献した。
2020年夏にリヨンから48万ユーロ(現在のレートで約6100万円)とわずかな移籍金でやって来た21歳の市場価値は、いまや40倍増の2000万ユーロ(約25億円)ともいわれる。ミランにとってはいわば掘出し物だ。
今季の公式戦26試合(うちセリエA18試合)に出場し、負傷離脱中のCBシモン・ケアの穴を埋めている俊英の凄みとは何か。DAZNのセリエA専門番組『SERIE A FREAKS』(毎週火曜)のMC細江克弥氏はこう絶賛している。
「最終ラインの裏に通されても、トモリとカルルのあの身体能力でオシムヘンに対抗した。カルルはたぶんセンターバックが本職。下手したらボランチもできますね。それくらいの戦術理解力というか、状況判断能力の高さ」
カルルはさらに左右のサイドバックもこなす守備のマルチプレーヤーで、セリエA実況者の北川義隆アナウンサーは「一番最初に指導した方によると、7歳の時点でもうそういう能力を備えていたそうです」と紹介した。
11年ぶりの王座奪還へ。加入2年目のライジングスターが大きな推進力になるかもしれない。
SERIE A FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:毎週火曜日
- 出演:北川義隆、細江克弥
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