「堅守速攻vsゲーゲンプレス」という構図で観戦可能
ホームのアトレティコは1月12日のスーペルコパ決勝から公式戦5試合にわたって未勝利が続くなど、不安定な戦いが続く。一方、リヴァプールはプレミアリーグで第10節から第25節まで16連勝中と圧倒的な強さを発揮している。
このカードは「堅守速攻vsゲーゲンプレス」という構図で見ることができる。両チームともに球際の強さやプレースピードの速さが特徴なだけに、目まぐるしく攻守が入れ替わる好ゲームが期待できる。
アトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、強固な守備ブロックとボール奪取後の速攻を武器にチームを欧州トップクラスへと導いてきた。スペイン代表でもあるMFコケや2019年6月にレアル・マドリードから加入したMFマルコス・ジョレンテを含む全員がハードワークをいとわず、ボール奪取後の速攻、奪われた後の帰陣など、素早い攻守の切り替えが持ち味だ。今シーズンはポゼッションスタイルの導入も図っているが、まだまだ過渡期にあるうえ、主力選手に多くの故障者を抱えていることもあって、慣れ親しんだ堅守速攻の戦術に頼る部分は大きい。
一方のリヴァプールはロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーの3トップを中心とした攻撃を持ち味の一つとする。同時にドイツ人のユルゲン・クロップ監督が確立させた「ゲーゲンプレス」と呼ばれる連動性の高いハイプレスでボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けて3トップの得点力を生かしていく。
冬の移籍マーケットでオーストリアのザルツブルクからリヴァプールに移籍加入した南野拓実も登録メンバーに名を連ねる。背番号は18。リヴァプールではアタッカーのマネがハムストリングスを痛めており、欠場となれば南野にスタメンのチャンスがめぐってくる可能性もある。試合出場となれば、2016-17シーズンの香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスター)以来3シーズンぶりのノックアウトステージでの日本人出場となる。“背番号18の躍動”にも注目だ。
両チームのUCLグループステージ成績
アトレティコ (グループD 2位)
6試合/3勝・1分・2敗(勝点10)/8得点・5失点
リヴァプール(グループE 1位)
6試合/4勝・1分・1敗(勝点13)/13得点・8失点
アトレティコ対リヴァプールの試合日程
日程:2020年2月19日(水)05:00 キックオフ
会場:エスタディオ・メトロポリターノ
※時間はすべて日本時間
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。